【失礼極まりない】トルコのオリンピック選手Yusuf Dikec氏(=無課金おぢちゃん)は、離婚中に自発的にスポーツ射撃に興味を持ったのではありません。
トルコの整備士Yusuf Dikec氏は、「特に苛立たしい離婚調停」を経ている間にスポーツ射撃への情熱を見出し、オリンピックの表彰台から元妻に「犬を返してほしい」というメッセージを送ったのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。この元ネタは風刺です。現在は引退したDikec氏は、トルコ国家憲兵隊の下士官としてキャリアをスタートさせ、すぐにアンカラ国家憲兵隊スポーツ部隊に配属され、2001年以来、国際的な競技スポーツ射撃選手として活躍しています。
オリジナルの投稿のコピーは、2024年8月2日にFacebookのページEarth's Treasuresによって投稿されました(⇦概に凍結済)。そこには次のような見出しが付けられていました:
記事執筆時のFacebookでの投稿は以下のようなものでした:
この風刺的な裏話は以下のように締め括られていました:
この作り話の元ネタは、The Sports Memeryという風刺的なFacebookページの "The fakest fake news on the internet "というタイトルの2024年8月1日付の投稿でした。この文章は文脈を無視して他のサイトにコピー&ペーストされてきたものです。
この投稿のテキストには当初、直接的な風刺の免責条項は付されていませんでしたが、投稿の履歴を見ると、2024年8月3日に追加されています。また、編集履歴によると、犬に関する詳細は投稿が最初に行なわれた約15分後に追加されたことが分かっています。現在、免責条項は次のようになっています(原文の括弧内):
Dikec氏は2001年にスポーツ射撃を競技として始め、その後もコーチングを学びました。2019年までのDikec氏のタイトルの広範なリストは、オリンピックスポーツの英雄の今後の訪問を宣伝するトルコの高校のキャリアデーの記事に、トルコ語で短い伝記(アーカイブはこちら)と共に掲載されています。
2024年8月4日、ISSF(国際射撃スポーツ連盟)は、2011年にベルリンで開催された世界選手権でDikec氏が男子10Mエアピストルで金メダルを獲得した時の映像をXに投稿しました。
2006年、Dikec氏はノルウェーで開催されたCISMミリタリー世界選手権で世界チャンピオンのタイトルを獲得しました。2008年の北京オリンピックに始まり、2024年のパリオリンピックは、Dikec氏が5大会連続で出場したオリンピックです。2024年パリオリンピックの10メートルエアピストル混合団体戦で、Dikec選手がSevval Ilayda Tarhan選手と共に獲得した銀メダルは、トルコにとってオリンピック射撃競技における史上初のメダルでした。
CheckYourFactやPolitiFactといった他のファクトチェック機関もこの主張を検証しています。
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