画像には、トランプの胸付近に銃弾の痕は写っておりません。
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土曜日の選挙集会で暗殺未遂事件が発生し、ステージからエスコートされるトランプ氏の写真をトリミングしたSNSへの投稿で、警備員のスーツの皺がドナルド・トランプ氏の胸付近の弾痕と誤認されています。
7月13日のFacebookへの投稿には次のように書かれています: 「トランプは警備の助言通り防弾チョッキを着始めた。おかげで命拾いした!彼は胸を撃たれた」トリミングされた低解像度のトランプ氏の写真には、胸部分に焦点を合わせた(銃痕とみられる)円形が含まれています。
しかしながら、オリジナルの画像を高解像度でよく確認した結果、トランプ氏のスーツに銃弾の穴が開いているのではなく、同じような色のスーツを着たトランプ氏の前にいる捜査官の服に折り目がついていたからだと判明しました。
AP通信のカメラマン、Evan Vucci氏は、7月13日にペンシルベニア州で開かれた選挙集会で、4人のシークレット・サービス捜査官に囲まれたトランプ氏のオリジナル画像を撮影しました。ダークブルーのスーツに身を包み、カメラに背を向けている捜査官が、拳を突き上げているトランプ氏の前に写っていることが確認出来ます。
Vucci氏の写真とネット上の投稿でトリミングされたバージョンとを比較したところ、捜査官のスーツの左袖に折り目があり、ネット上ではトランプ氏のスーツに穴が開いたと誤解されている黒い点が生じていることが判明しました。
また、耳を撃たれ、選挙運動では元気だと言われているトランプ氏が胸も撃たれたという信憑性のある報告も出ていません。
トランプは7月13日のTruth Socialへの投稿で、集会での出来事について、胸を撃たれたとは一言も述べていません: 「私は右耳の上部を貫通する弾丸で撃たれました。何かがおかしいとすぐ気づいたのは、ヒューという音と銃声が聞こえ、すぐに銃弾が皮膚を裂くのを感じたからです」
【評定:画像の誤解】
トリミングされた低解像度の画像で、トランプ氏の上着に穴が開いているのではなく、捜査官の衣服に折り目がついていることを示しており、トランプが胸を撃たれたという報告はありません。
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