COVID-19ワクチン接種は、次の大流行をもたらす「(成分を)注射」をしたわけではありません。

COVID-19の予防接種が、新たな大流行を引き起こす感染症を人々に注射するための策略だったという主張を裏付ける証拠はありません。

執筆時点で1,300以上の「いいね!」がついたインスタグラムの動画で、ある男性が言いました:「また次の大流行になるって、この悪党どもは言ってるじゃないか。次の大流行は、過去の大流行よりもっと恐ろしいものになる。なぜ分かるかって?注射されたからだ」。( こちら )

彼は続けて、「我々は、彼らがあなたに注射したものについての科学的なことは何も知らないし、それには理由があるんだ」と述べています。

しかしながら、COVID-19ワクチンがどのように作用し、何が含まれているかについての情報は、ワクチンの成分や規制当局の承認前後に行われた安全性試験の記録を含めて公開されています。

例えば、米国CDCのウェブサイトでは、米国で最もよく使われているCOVID-19ワクチンが、「実験室で作られたmRNAを使って、体内で免疫反応を引き起こすタンパク質(あるいはタンパク質の一部分)を作る方法を細胞に教える」と説明されています。ワクチンのmRNAは接種後数日で分解され、体外に排出されます」と書かれています(こちら)。

CDCのページには、米国で承認されている全てのCOVID-19ワクチンの大人用と子供用の製剤の成分も掲載されています(ワクチン名を選択すると、ドロップダウンで表示されます)。どのワクチンにも、「次の大流行」の基となるような病原体は含まれていません。

米国食品医薬品局(FDA)の広報担当者は、同局のウェブサイトにあるCOVID-19ワクチンに関するファクトシートにも、Pfizer-BioNTech社のワクチン(こちら)とModerna社のワクチン(こちら)の原材料が記載されていると指摘しました。

Janssen(J&J)社とNovavax社のCOVID-19ワクチンのファクトシートは、(こちら )と(こちら)です。

Pfizer社とModerna社のワクチンのファクトシートに記載されている成分は、mRNA、脂質、スクロース、トロメタミンという化学物質(こちら)(3ページ)、(こちら)(34ページ)です。

FDAのサイトには、各ワクチンの規制の歴史に関する文書もあり、承認前後のワクチンの毒性試験や精査、そうした情報が発表され議論された諮問委員会の様子などが詳細に記載されています(こちら)。COVID-19ワクチンには、感染症パンデミックを引き起こす可能性のある物質が含まれている証拠はありません。

【評定】

証拠がありません。COVID-19ワクチンが「次の大流行をもたらす」注射の策略であることを示唆する証拠はなく、ワクチンに何が含まれているか何も分かっていないという記述の裏付けもありません。米国で承認されたCOVID-19ワクチンの全てのワクチン成分、 薬理学、毒性学はオンラインで公開されています。

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