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強い来店動機につながるパーマ付加価値の情報発信と、時代への対応を積極的に/日本パーマネントウェーブ液工業組合

田尾理事長

日本パーマネントウェーブ液工業組合
理事長 田尾 大介

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 昨年は新型コロナウィルス感染拡大による自粛営業や消費低迷、感染予防対策の徹底などがクローズアップされた年でございました。そのような中で、理美容室が休業要請の対象外となったこともあり、お客さまにとって理美容室という場が無くてはならないものと認識され、衛生管理のプロとしてお客さまに誠実に接している美容師の素晴らしさを改めて実感する良い機会になったのではとも思います。

 当業界に目を向けますと、2007年から独自に出荷統計を集計しておりますが、令和2年1~9月は、対前年比金額ベースで約92%となっております。とりわけ緊急事態宣言下と重なる令和2年の第二四半期(4~6月)は、当組合の統計調査によれば対前年比で約86%と、大きく落ち込み大変厳しい状況となりました。

 このような厳しい状況下、お客さまの来店頻度の減少は少なからずあり、新しいメニュー提案など、より強い来店動機が必要とも感じております。当組合としても、新しいパーマの付加価値の情報発信を積極的に推進してまいりたいと考えております。

 また、会員向け事業として、昨年は「薬事説明会」をWebセミナー形式で開催することができました。Webセミナーという特性からか、従来以上に多くの会員様に参加いただきました。コロナ禍という難しい状況ではありますが、ニューノーマルへの時代の変化を見据えつつ、本年も積極的に事業活動を推進してまいりたいと考えております。

 今後も美容業界発展のため、安全・安心への取り組みに加え、パーマ市場の活性化事業及び会員向けサービスの向上に取り組み、関係業界、並びに関係団体とも協調してまいる所存ですので、なお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに、本年が皆さまにとって、大きな飛躍の年となることを祈念いたします。