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OMC理容美容技術世界大会の期間中に「第13回 全国理容美容学生技術大会」を同じ会場で開催/日本理容美容教育センター

谷本理事長

公益社団法人日本理容美容教育センター
理事長 谷本 穎昭

明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 理容師・美容師養成施設を取り巻く環境は、新規参入と少子化による生徒数の減少に加え、昨年、欧米諸国における「ロックダウン」をはじめ、世界的に新型コロナウイルスによる混乱が駆け巡り、日本も「緊急事態宣言」下、未曾有の困難に見舞われ、新型コロナウイルス感染防止対策という新たな課題も抱えることとなり、依然として非常に厳しい状況となっております。

 そのような状況下ですが、「withコロナ」「afterコロナ」を見据え、通信教育、教科書編纂、教員資格認定研修の各事業はもちろんのこと、次の事業にも力を注いでまいりますので、本年も皆さまのご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

 まず、理容師・美容師に求められる時代のニーズを探求しつつ、人材育成として「学生の技術向上を図り、技術・精神力ともに世界に誇る理容師・美容師の育成の一翼を担う理容師・美容師養成施設のすばらしい教育を広く一般に知っていただく」という趣旨で、平成21年より実施しています「全国理容美容学生技術大会」ですが、第12回大会は新型コロナウイルス感染防止のため、大会出場を目指す生徒には、誠に申し訳ない気持ちでしたが中止と致しました。

 第13回大会は、パシフィコ横浜において本年9月26~28日に開催される「世界理容美容技術選手権大会」の期間中、タカラベルモント株式会社、全国理容生活衛生同業組合連合会、全日本美容業生活衛生同業組合連合会のご理解とご協力の下、9月28日(火)に開催の予定としております。

 次に、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、マスク着用の常態化に伴う目元に対するおしゃれ志向が高まったという化粧品会社の調査結果があることから、目や皮膚への健康被害を防ぐためにも「まつ毛エクステンション」の重要度がますます高まると捉え、平成25年度から実施している「エステティック等認定制度(ABE)」のまつ毛エクステンション指導者及び技術者の養成をより一層、推進いたします。なお、現在、認定した指導者は318人、技術者は4,815人です。

 そして、養成施設の学生の未来と理容・美容業界の発展に向けて行なっている「産学連携就職情報交換事業」ですが、平成30年度と令和元年度は、11地区でのモデル事業として実施し、昨年度から47都道府県で展開し始めて2年目となります。養成施設と理容・美容の両組合のご尽力により、成果は出てきていますので、引き続き推進してまいります。

 結びに、新型コロナウイルス感染はなかなか終息となりませんが、皆さま方のご多幸とご健康を祈念いたしまして、新年のあいさつとさせていただきます。