マガジンのカバー画像

外国語の学び方

125
外国語に興味のある方、外国語の勉強法について悩んでいる方に対して、耳よりな情報を紹介しています。
運営しているクリエイター

#フランス語学習

【フランス語】消えている気がする

「読まれないスペル」の話ではなく、「読まれているはずなのに読まれていない音」の話です。 フランス語を聞いていると、二つの単語の「語尾」と「語頭」に、「T」あるいは「D」が来ると、そのうちの1つしか発音していないように聞こえるのです。 例えば、ブレグジットの話で出てきた「関税権」については、 droit de douane (ドルワ・ド・ドゥワヌ) と言いますが、何回聞いても droit douane (ドルワッ ドゥワヌ) と言っているように聞こえるのです。 「

【仏語】おススメの文法練習本

 こんにちは。  今回は、僕がDELFB2~DALFC1を受けるための準備期間に使用していたおススメの文法練習本をご紹介します。  これは英語で書かれた本なので、英語に抵抗がない人に特におススメしたい本です。 McGraw-Hill社の「Complete French Grammar」という本です。 この本の一番良いところは、「とにかくフランス語で作文をさせまくる」ところだと思います。 これは語学学習の鉄則だと思うのですが、能動的に使えるようになりたいのならとにかく

発音について

外国語の発音が上手に越したことはない。 だけれども、発音が通じないのではと恐れるあまり喋れなくなるのは一番良くない。 たまに、外国語なんてブロークンで言い、発音が悪くても、単語を並べるだけでも、相手に通じれば良いんだ、と言うことを耳にすることがあるが、自分はそうは思わない。 日本語を話す外国人と会話したことのある人なら経験があるかもしれないが、クセのある発音はネイティブ側が「これはこう言いたいのかな?」と一つひとつ考えながら自分の頭の中で音を調整している。 つまり、ネ

フランス語の音が初めて「見えた」日

フランス語は「書かれたとおりに読まない」とよく言われる言葉ですよね。 例えば、動詞の語尾の活用ですとか、複数形の-sですとか、「書くんだけれども実際には読まない」というもの(「黙字」)が結構あります。 また、同じ発音にも色んな書き方のパターンがあったりします(vingt 20、vinワイン、vain無駄な、vaincs勝つ 等)。 この意味では、フランス語のスペルは意味を区別する「漢字」のような役割をしていると言えるかと思います。 個人的には、この「書くのに読まない」

読解:読書する自分を甘やかそう

語学学習における読解力の向上法について書こうと思います。 タイトルがすでにフライングしていますが、ずばり、「自分をとことん甘やかす」ことです。 ここで言う甘やかすという言葉の意味は、次の2つ。 1.今の自分よりも低いレベルのもの 2.自分の興味があるもの 2.は割愛するとして、 1.の「今の自分よりも低いレベルのもの」ですが、これは果たして読解力の向上につながるのか?と疑問に思うかもしれません。 が、実はつながるんです。 実際、多読を薦める教材では、7割がたが

単語の学習法(2)

こんばんは。 以前も単語の学習法と、「何を読めば良いか」という話について触れましたが、今回改めて投稿させていただきます。内容面で重複する面もあるかと思います。 僕のこれまでの語学の勉強から言える、単語を覚えるコツは以下の3点です 1.単語帳ではなく、文章から覚える。 2.1.の効果を最大化するために、とにかく文章を多く読む。 3.2.のスピードを上げるために、電子辞書を使う。 それでは、一つずつ見ていきたいと思います。 1.単語帳ではなく、文章から単語を覚える。