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外国語の学び方

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外国語に興味のある方、外国語の勉強法について悩んでいる方に対して、耳よりな情報を紹介しています。
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#毎日投稿

【語学】その添削は原文重視?それとも意訳?

以前のことですが、日本語がまだ初歩の初歩の学習者が、英語で短文を書いて、これを日本語に訳すとどうなりますか、という投稿を見たことがあります。 この質問に対する回答の中には、英文から直訳した日本語の文があったのですが、これを指摘すべきかどうか悩みました。 提案されていた和文は、英文和訳の授業なら間違いではないのですが、日本人が普段使いしている日本語ではなく、ぎこちない表現だったのです。 僕が大学受験生の頃、「英文和訳は不自然で良いから直訳体でしたほうが良い、試験は翻訳の綺

【仏語】おススメの文法練習本

 こんにちは。  今回は、僕がDELFB2~DALFC1を受けるための準備期間に使用していたおススメの文法練習本をご紹介します。  これは英語で書かれた本なので、英語に抵抗がない人に特におススメしたい本です。 McGraw-Hill社の「Complete French Grammar」という本です。 この本の一番良いところは、「とにかくフランス語で作文をさせまくる」ところだと思います。 これは語学学習の鉄則だと思うのですが、能動的に使えるようになりたいのならとにかく

【仏語】よく聞き取れない表現を解読する

 フランス語はとても早口で話されて、時にはリエゾンや母音の省略などが生じて、「何を言っているのか分からない単語の塊」が聞こえることがあります。  しかも、フランス語の音はスペルから受ける印象よりもずっと短く発音されることが多いので、頭の中でスペルを思い浮かべている間に、あっという間に置き去りにされてしまうこともしばしばです…。  今回は、これまでリスニングでよく聞き取れなかったフランス語の表現を、僕の残念な「日本語耳」が聞き取ったとおりに、ひらがなで表記してご紹介したいと

【語学】たかが構文解析、されど構文解析

 日本の英語教育は、読解に重点が置かれています。そして、読解をスムーズにするために、詳しく文法事項を学んだり、5文型を学んだり、構文解析をしっかりやったりします。  しかし、僕が学んでいる言語のうち、構文解析を丁寧にすることができる言語は、英語しかありません。  それでも、今では英語よりもドイツ語の方が得意です。  では、ドイツ語はどのように学んだかというと、一つひとつの文法項目を、何度も練習問題を解いたり声に出したりして、身体に慣れさせていったのです。  その時、構