マガジンのカバー画像

外国語の学び方

125
外国語に興味のある方、外国語の勉強法について悩んでいる方に対して、耳よりな情報を紹介しています。
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

ドイツ語と日本語のリズム感

こんにちは! 今回は、日本語とドイツ語のリズムの違いについて、思うことを書いていこうと思います。 以前、ドイツ語ネイティブで流暢な英語とフランス語を話す友人に、「どうしてドイツ語より英語の方がいつまで経っても聞き取りにくいんだろう?」という悩みを相談したことがあります。 友人の答えは、「言語的にそうだからじゃない?」というものでした。 ドイツに住んでいる期間の方が長いので、生の言語を聴く機会は英語よりドイツ語の方が圧倒的に多いのですが、それだけではないと感じていた頃なの

日本語の高低アクセントの勉強要否

こんにちは。 今回は、日本語のアクセント(いわゆる「イントネーション」)について話そうと思います。 YouTubeでDogenさんやMatt vs Japanさんの動画をよく見るのですが、この方々は日本語の「高低アクセント(ピッチアクセント)」の重要性を説いたり、実際に解説動画を作っています。 彼らの主張におおむね同意するのですが、一方で、「完璧主義者だけが目指すもの」や、「高低アクセントを知らない/間違えても、大体の場合は意思疎通が取れるから」という反対意見もあるようで

自分の語学学習を振り返ってみる

僕は、もともと勉強が好きだったので、語学学習についても座学でガリガリ…というのが性に合っていたのですが、 最近は、興味が薄れてきたのか、文法問題集を解くのが面倒臭くなり、「勉強」らしい勉強はしなくなりました。 なので、「どうやってドイツ語勉強しているの?」と友人に聞かれても、うーん…そう言えば、勉強してないような気がするな…という感じ。 自分の語学学習の段階は次の二つに分かれます。 ①文法のインプット期間 ②語彙や表現のインプット期間 アウトプットはもちろん大事なの

自分の単語学習を振り返ってみる

学校までの英語学習とその後の語学学習が大きく異なったのは、 学校での英語学習では、覚えるべき単語が指定されているのに対して、 その語の語学学習では、自分の好きな単語を好きな順番で好きなように学んだということです。 これは前から不思議には思っていました。どうして受験英語では単語学習があんなに苦手だったのに、その語の語学ではそうでもないのか。 恐らく、「試験のための語学」と「使うための語学」の学び方は違うんだろうな、と思いました。 試験範囲の単語を覚えるのが得意という人

英語学習で気づかなかったこと

こんにちは。 英語を学び始めてから今年で20年。恐ろしいですね。 自分が今学んでる外国語の中で、一番遠回りしたなあ、と思うのが「英語」です。 正直、英語は、語学学習の仕方をちゃんと身に着けてから学び始めていたら、もう少し早く、楽しく、そして自信を持って身に付けられたんじゃないかな・・・と思うのです。 もちろんこれには学校の英語教育にも原因があるのは間違いないです。ですが、学校の英語教育は、大人数のクラスで画一的に授業をしないといけないこと、それから、そもそも学生間の優劣