【試訳】独島イン・ザ・ハーグ【9】
韓日間の状況が切迫していくにつれて、ドハは毎日明け方まで仕事をしなければならなかった。
その中でも暇を見つけては父の暗号を思い出してみたものの、解読の手がかりは見つけられずにいた。
ウンソンは、日本の警察にドハの父親の検視結果を送り再捜査を要請したが、芳しい返事が聞けずにいるとのことだった。
そんなある日、昼休みに公益勤務要員であるケビンが、ドハの元にやってきて話しかけた。
「姉さん、昼ご飯の後は少し休まないと。すぐに働くんですか? 休み時間はしっかり休まないと仕事