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大切なことは「機会平等」ってことですよ。

正しい価値判断基準を見失うことなく取り組むべし!


都内のある区での話しですが、経済的な理由などで学習塾に通うことが出来ない中学3年生を対象に、民間の学習塾に委託して無料で学べる場を提供する、という仕組みがあるようです。

もちろん子供たちは無料で学べるものの、その民間の学習塾に委託する費用などは区からの拠出となります。

もともと、この区では子供たちの教育に熱心に取り組んでおり、小中学生を対象に補習教室を行っているようです。しかも、家庭の経済事情が影響しないよう所得制限を設けずにやっているとのことです。

素晴らしいですね。子どもは未来を担う地域の、いや日本の宝物ですからね。賛同する取り組みです。

そこへ、今度はさらに一歩踏み込んで、高校への入学を目指して勉強に励む中学3年生への支援も行う、というものです。

私が気になるのはその対象者の選考ですね。

公立の中学校に通う3年生。定員は120人。テストによる選考。そして所得審査です。

高校受験前の3年生は分かるとしても・・定員を設けることは不平等に繋がるのでは?テスト選考では学力格差が一層広がるのでは?所得審査は子ども目線では負い目に感じていまう子もいるのでは?そもそも差別では?ということです。

「子どもたちの学びの機会を充実させていきたい」ということに反対する人はいないとして、そこに格差や差別、不平等を感じるようなことがあってはなりませんからね。

繰り返しますが、子どもは未来を担う地域の、いや日本の宝物なんです。

大切なことは、機会を充実させるということの前提は「機会平等」ってことですよ。はい、私はそう思います。

それと、やっぱりよくある所得制限への疑問です。

定額減税しかり、なんとか還付金しかり、要は所得に応じて制限をかけるというはいかがなものなのか?と思いますけどね。

正しく把握されていない大きな収入もあれば、世帯収入という見方もあります。極論、働けるけど働かない人達もいます。残念ながら。

つまり、税に求められるのは公平性だと思いますが、それがどうなのか?ということはよく感じるところです。

まぁ、おかしいと思えばこうやって取り上げでいますけどね。

もちろんこれは当事者としての落とし込みも大事です。リーダーであれば、チーム運営しかり。

私も正しい価値判断基準を見失うことなく取り組んでいきたいと思います。


おまけの写真は出張先に向かうフライトからの一枚です。何も考えずに上空から地上を見下ろしている時間が好き‥かも。苦笑

フライト

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