都心部で起きた死亡事故からの教訓を関係者全員が共有すべきです。
風化させるな!「安全は全てにおいて優先する」ってこと!
スーパーゼネコン同士のJV。まさに、今の日本における建築技術の最高峰ですよ。
悲劇は、そんな建築現場で起こりました。
しかも、現場は東京駅八重洲口から東に200メートルほどの、オフィスビルなどが建ち並ぶ一角。まさに都心部です。
はい、さる9月19日の午前9時20分頃、東京・八重洲のビル工事現場で作業員が鉄骨とともに落下する事故があり、43歳と33歳という、未来ある建築作業員の若くて尊い命が失われました。
残念です。ご冥福を心からお祈りします。
冒頭で書いた通り、日本を代表するスーパーゼネコン同士のJVですから、もちろん安全管理への取り組みも十二分にあったはずです。
それにも関わらず・・なんでも8階から4階部分にあわせて重さ約48トンにもなる5本の鉄骨と共に落下したとか。
最近、全国各地で建設現場での事故・災害が続いているように感じます。
昨日も福岡県那珂川市の建設現場で長さが10メートルほどあるコンクリート製の床が崩れ、30代の作業員が下敷きになって死亡する、そんな事故が起きています。
酷暑なんでしょうか?人手不足なんでしょうか?
或いは、急激な物価上昇に追いつかない赤字工事から回避するために安全管理が疎かになった・・ということはないと信じますが、結果として死亡事故が起きている以上、その真因をしっかりと把握しなければ、真の再発防止なんて絶対に出来ませんからね。
わが社のスタッフや協力企業の皆様にも、この場を借りて、安全管理に対するセルフチェック、相互チェックを改めてお願いします。
そして「安全は全てにおいて優先する」ということを、今一度肝に銘じて頂きたい、そう通達します。
でも、酷暑や人手不足なんて一つの企業、或いは業界団体でも解決出来るような問題ではありません。
そこに追い討ちをかけるのが労働法改正です。
その労働法改正が物価スライドとか人手不足の実態を反映したものであればまだしも、労働時間だけを強制的に短縮しても・・これでは安全管理を等閑にして工期短縮やコスト縮減にならざるを得ない、そんなリスクを生み出すものです。
やれやれ。
それでも、それでも、これだけは真理です。忘れないで欲しいです。
「安全は全てにおいて優先する」
東京・八重洲のビル工事で起きた事故では、警視庁が昨日の午前中から現場検証を行って当時の詳しい状況を調べたようです。
繰り返しになりますが、その真因をしっかりと把握して、再発防止策を共有して欲しいと思います。
死亡事故からの教訓を関係者全員が共有すべきです!
とにかく「安全は全てにおいて優先する」これを忘れてはなりません。
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