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ゼロゼロ融資が生み出すゾンビ企業とは、失礼極まりない話です。

ゼロゼロ融資の制度を構築するより、M&Aの制度を構築すべき!


東京商工リサーチの調査によると、今年の2023年上半期(1~6月)の企業倒産は前年同期比32.1%増の4,042件だったそうです。

このカウントは負債総額1000万円以上の倒産なので、実際にはもっと多い数だと思われます。

その理由の一つに挙げられているのが、コロナ禍で実施された「ゼロゼロ融資」の返済の本格化にあると言われています。

よく「ゾンビ企業」と例えられる・・って、これはほんと失礼な表現ですよね。

コロナ禍で売上が激減して、自分の給料はさておき、従業員にはなんとか支払ってあげたい、そんな藁にもすがる思いで融資を受けている経営者も多かったはずです。

目一杯懸命に生き抜こうとしている経営者、そんな会社をゾンビ企業と例えるとは、なんたる無礼者、非礼極まりない奴らです。

生き残るために、制度融資があるならそれを活用したまでです。

では、目を瞑って融資を進めてきた銀行には問題ないのか?そもそもゼロゼロ融資制度に携わった上級国民の皆様には問題ないのか?って声を大にして言いたいですね。

ゾンビ企業が日本経済成長の足かせになっている?

それは違いますよね。正しく導けない政治の責任ですよ。

わが社は私が引き継いでから(実質的には創業してから)24年が過ぎました。

ゴーイングコンサーンとはいつも言ってることですが、これまでの歴史の中では行き詰まった時もあります。しかも二度ほどありました。

この時に考えたのは「会社丸ごと譲渡」です。

行き詰まった時に頭の中をよぎるのは、先ず従業員の生活であり、そしてお世話になった取引先に不良債権を発生させないこと、さらにはお客様へのメンテナンス責任です。

そのためには事業を継続するしかないんです。だからこそ、倒産回避のためには譲渡となるんです。

冒頭に書いた4,042件の倒産した会社もそういう選択肢の模索はあったと思いますが、叶うことが出来なかったということです。

だからこそ、だからこそ、本日のまとめです。提言です。

ゼロゼロ融資の制度を構築するより、M&Aの制度を構築すべき!

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