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何でもかんでも民営化すれば良いってものではありませんよね?

新しく導入した制度や仕組みは検証することが大事です!


「民間にできることは民間でやる」まさに小泉劇場の真骨頂で衆議院の郵政解散が行われたのが2005年8月のことです。

それから約2年後の2007年10月に郵政民営化関連法により、日本郵政株式会社と4つの事業会社に分かれ、国の郵政事業が民営化されました。

「民間に委ねることが可能なものはできる限りこれに委ねることが、より自由で活力ある経済社会の実現に資することに鑑み」とあるように、経済の活性化が一番の目的であったと思います。

民間ならではの創意工夫、つまり地域の特性をいかして色々なサービスを提供する、ということです。例えばインターネットカフェを併設したり、とかですね。

民営化されてから、かなりの年数が経過しますが、はたして郵便局は変わったのでしょうか?

少なくても、私は郵便局を殆ど利用することがないので、その変化を感じ取ることが出来ません。

いや、もし近所や出張先でインターネットカフェを併設した郵便局が出来ていれば足を運んでいると思うのですけどね。

もちろんこれ以外にも国営企業の特権であった所得税、法人税、法人住民税、法人事業税、登録免許税、印紙税等と非課税措置がなくなったことは、税収面では効果もあったとは思いますが・・さて、その効果はいくらあったのでしょうか?

国家公務員を約3割を削減することができる、とありましたけど、これをやったことに対しての効果は・・って、こちらもよくわかりません。

言いたいことは、制度や仕組みを「検証する」ということの重要性です。

国鉄も然りです。

JRとなって何がどう変わり、どのようなメリットが生まれ、その一方ではどのようなデメリットが生じたのでしょうか。

私の住む田舎町では特急列車も停まらなくなり、しかも快速列車も激減しています。

もちろん、民間企業であれば利益なくして存続はあり得ません。よって、不採算路線は切り捨てられることでしょうね。

でも、その結果、少子高齢化の進展で過疎地となっている地域では、もはや生活することに困窮してしまう、そんな事態になっています。

電気やガスもしかりです。

でも、水道に民間企業が参入しないのは、やはり収支が合わないからでしょう。

だから水道は公共でやっているところばかりなんだと思いますが、私は生活インフラの要である「水」はそれで良いと思いますけどね。

いや、収支の合う電気やガスは赤字である水道の補填をすれば良いんですよ。

すなわち・・って、これはもしかしたら時代錯誤な極論かもしれませんが、電気も、ガスも、鉄道も、郵政も、全て「脱民営化」であるべきだと。例えば第三セクターとかどうなんでしょうか?

まぁ、あくまでも極論ですが、いずれにしても公共インフラは一般の民間企業とは異なる仕組みが必要だとは考えますけどね。

その一方で、スポーツジムやったり、プールやったりしている地公体もありますけど、これなどは民業圧迫そのものですからね。

その辺りの線引きの検証も必要かと思いますね。


おまけの一枚は都内でのランチ紹介。コウフ・フィールド東京支店の近くにあるインドカレー屋さん。時々利用していますけど、いつもオーダーするのはナンにキーマのセットですね。最高に旨いっすよ!

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