見出し画像

臨時閉館のお知らせ。この大手デパートのストライキには衝撃を受けましたね。

大切な視点は事業を守り、雇用を守るということ!


ストライキ。

ストライキという言葉は、労働者による争議行為と定義されていますが、要は経営陣に対して労働者が労働を行わないで抗議することです。

もちろん、ルールもあって、それに従ってのストライキであれば合法となる行為ですが、ノーワーク・ノーペイの原則通り、給料は支払われませんし、休業手当もありません。

よって、経営陣にも労働者にもダメージが残る行為です。なぜ話し合いで解決出来ないのか?不思議です。

そうそう、今年の7月にはアメリカの俳優組合でもストライキが行われ、トム・クルーズさんは来年公開予定の主演映画「ミッション・インポッシブル」続編の撮影が中止となり、また来日も中止となったことは記憶に新しい出来事です。

まぁ、いずれにしても海外の話だよね、と思っていたんですけどね。

「臨時閉館のお知らせ」この大手デパートのストライキには衝撃を受けましたね。

ご存知の通り、大手デパートである「そごう・西武」が西武池袋本店の全館で本日ストライキとなり、営業取り止めとなります。

なんと大手デパートのストライキは61年ぶりである、との記事も目にしました。

その原因は、親会社であるセブン&アイ・ホールディングスが業績不振のそごう・西武をアメリカの投資ファンドに売却する方針を決めたことにあります。

M&A、企業売却、事業譲渡は今では珍しいことではありませんが、ニュース記事を読み込む限り、ストライキまでに至った真因は「雇用の維持と事業の継続に対する不安」にあるようです。

アメリカの大手IT企業のオーナーが大規模なリストラを断行したニュースも記憶に新しいですからね。

業績不振であれば、バッサリとリストラされるのではないか?ということです。つまり、ある日突然職を失う、という事態です。

まぁ、現実的にあるのかも知れません。

従って、M&A、企業売却、事業譲渡、といった手法は、業績不振の中では難しいことなのかも知れません。特に文化の違う海外企業であれば尚更かと。

でも、業績不振が続き、ある日突然倒産した、という事態でも同じ現象ではあるんですけどね。

わが社もM&A、企業売却、事業譲渡は選択肢です。

だって、従業員がより安心して働ける環境になるのであれば、オーナーが入れ替わっても良い、いや、入れ替わるべき、というのは私の偽らざる本心ですから。

大切なことは事業を守り、雇用を守ることのみです。

それにしても、「心苦しいが1日だけ休業させてもらいたい」とはストライキをする労働組合委員長の言葉ですが、1日だけの休業で何がどう変わるのでしょうかね?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?