WBC準決勝最終打席から学んだ3つの心構え。

2023/03/21

久しぶりに一試合をフルで観戦したのだがやはりスポーツはいい。
プレーを通して人生に刺さる心構えを教えてくれる。
今日はメキシコVS日本戦で感じた印象的な心構えをメモる。

初球は何事も全力フルススイングで挑む

村上選手の最終打席で2つ印象に残った解説があった。
5-4の1点差ノーアウトランナー1,2塁 サヨナラのチャンスで打席に立った村上選手は初球からフルスイングでピッチャーに挑みファール。
この時、解説の方が「初球から全力で力も抜けたでしょう。いいですね!」と話していた。

続けて2球目は低めにボール。
冷静に見送ったあと、あの伝説の左中間を超えフェンス直撃のサヨナラタイムリーで痺れる締めくくりとなった。

ここで重要なのは初めからフルスイングでいく心構えだと思う。
何事も緊張するシーンでは安パイを狙いに失敗を恐れるものだ。
だが、最初から失敗しても死なないと全力で挑むことで余計な緊張がほぐれ本来のパフォーマンスになる。

言霊は自分と周囲を騙す暗示である

もう一つ最終打席で印象的な言葉「村上…伝説になれ」という解説者の祈り。日本では言霊で何となく意味が通じると思うが、あの時日本中が伝説になる瞬間を待ち望んでいたと思う。
ちょっと違うかもだが、口に出すことで言葉は力を持ち、思考に影響を与え、そうなるように動こうとするのが人間。
あの時、ベンチや自分でどんな覚悟と暗示をかけていたかはわからないが「俺は…伝説になるんだ…」と言い続ければ伝説になれるかもと思った。

途中の失敗は全てストーリーになる

本試合の村上選手の成績は
三振/三振/三振/フライとお世辞でもいいとは言えないパフォーマンスだった。しかし最後に勝敗を決めるタイミングで打つだけで「伝説」なんだから途中経過での失敗はここまでの感動ストーリーのお膳立てに手のひらを返したかのように変身する。
WBCの期間ですらこれだけ村上選手に対する意見が変わるのだから結果を出すまでやり続ければ世間は勝手に手のひらを返すのだ。

結果は全てだが、過程にこそヒントがある。

Twitterでこんな批評を見つけた。
確かにこの感動ムードの中で忘れてはいけない冷静な見方だと思う。
試合成績だけ見ると、パフォーマンス的に代える選択肢もあって当然だ。
しかしながら、交代しなかったのは、過程に期待があったからだと思う。
バッティング練習では調子がよかったとか、いつもより足が動いているとか試合には映らない過程を監督は見ている。結果だけを見た場合も逆に采配ミスになる場合もあるのではと感じた。
また試合結果においても最後はサヨナラ勝ちだったが、その過程においてあと一本が出ないものの4回以降毎回ランナーが出塁しいつ点をとってもおかしくない状況にあった。
点で見るか線でみるかで判断軸が変わることも頭に入れておきたい。

以上。
勢い余って4つになったがいいだろう。
こんなに野球が面白いとは。
明日も仕事をサボってでも試合を観戦しようと思う。

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じょう。
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