自分のミッションを創る学校に6ヶ月通ってみた。
ミッションフルスクール(MFS)に半年通いました。
今年1月、転職して約一年が経過した自分は焦っていました。
「現状これいいのだろうか?」
「本当にこの方向であっている?」
「貴重な30歳のスタートがこれで大丈夫なのか…?」
自分のキャリアを壁打ちしたくてSNSで呼びかけた際、
企業のように自分にミッション・ビジョンを創るミッションフルスクール(MFS)を運営するカネさんと大学ぶりに再会しました。
体系的にコーチング領域を学びながら自分の人生を見直すいい機会だと思い、自分としてはかなりの大金&覚悟を払って参加することにしました。
このnoteは初のコーチングセミナーを受け、
半年間並走してもらった中でのざっくり個人的ハイライトnoteです。
(完全個人見解で内容を網羅してはいないので悪しからず…!)
●ミッションフルスクールでは何を学ぶのか?
MFSのゴールは、ミッションとビジョンを作るスクールです。
そのために自分の生き方に向き合う必要があります。
MFSではその向き合う過程で発生する壁の取り除き方うやどう未来を想像するかをいくつかの手法で学んでいきます。
大まかな流れ
かなりざっくり言うとこんな感じでした。
現状理解→エッセンスの注入→新たな状態で未来を描くステップを踏むイメージです。
現状の目標や強みの把握
「have to 」「want to 」について学ぶ
「have to 」に向き合い解放する
日々向き合ってみての行動の変化を体感する
未来のビジョンやミッションに向き合う
一つ一つは話していくと全講義内容を話しかねないので
こっからはかなりかいつまんで話していきます(笑)
have toを認識する
have toとは「〇〇すべき」「〇〇でなければならない」など
過去の成功/失敗経験、教育、トラウマ等から作られた思考の執着"こり"のようなものです。
正直ここが一番重要で説明が難しい(笑)
"have to"が強く残っていると、向かいたい方向をそもそも思考上で制限したり、向かいたい方向があるのに行動のブロッカーになったりとにかく厄介です。
なので、このMFSではとにかくhave toに向き合い解放し、未来に進みまたhave toを見つけ解放し…を繰り返すことがメインになります。
主なhave toのパターンは3つで一般的には①が多いようです。
僕も①と②に多くhave toがありました。
①社会的承認欲求が強いパターン
②自己実現成長意欲が強いパターン
③他者貢献が強いパターン
この"have to"を解放するために
過去に向き合い、いろんなことを吐き出しました。
僕の例でいうと大きく2つありました。
(細かいのでいうともっとたくさんあり人によって10個~300個とかさまざまです)
1つ目は、自己表現をためらってしまう課題です。
という課題の裏には
「誰かに認められないと、前に出てはいけない」
「表に出ていい容姿じゃない」
という"have to"がありました。
幼稚園の時、容姿を馬鹿にされたことがショックでずっとどこか自分の見た目に自信を持てないトラウマが僕にはあります。
このトラウマが厄介で数々の場面で自己表現をためらってきました。
2つ目は、今に集中できない課題です。
という課題の裏には
「ストイックに大量行動してなければ、成長できない」
「目的通り生きなければ、自分が幸せになれない」
という"have to"がありました。
小中高と受験に失敗したり、チームでレギュラーになれなかったりとにかく努力が及ばず負けてきたコンプレックスが強く、もっと経験積まなければならない…と焦りにもつながって結果として今に集中できない自分がいました。
振り返るとこの2つの"have to"に向き合うことが
ほぼ僕の半年だったなあと思います。
have toを解放する
このMFSで最も重要なテーマがhave to解放です。
上記で挙げたようなhave toを再解釈することで自分の思考を解放することをワークや1on1のセッションを通して行いました。
大きな"have to"を緩めることでより向き合いやく、行動しやすい状態になります。
僕の場合、上記2つ再認識して緩めたことでかなり動きやすくなりました。
"have to"解放って最終的には「中庸」を目指していて、
善悪の判断を除いて自分の美学だけ残るマインドが最高な状態です。
ただ、そこまで行き着かなくても認識することができるだけで個人的にはだいぶ楽に行動できるようになりました。
具体的に書くとかなり細かくなるので大きな流れだけ言うと下記のような感じ。この基本プロセスを柔軟に適応しながら行っていきます。
解放っていうと何だが怪しいですが過去に向き合う純粋な思考法です(笑)
課題を洗い出す
そのhave toはどんな根源的目的を持っているか?
対象者は誰か
ルーツはどこにあるか?
理想はなにか
GAPに対しての感情をリリースする
事実を客観的に把握する
対象者の立場に立って思いを馳せてみる
対象者からの愛情を受け取る
本来の価値の定着
want toを認識する
さて"have to"の次は"want to"です。ここはシンプルで自分の強みやパフォーマンスを発揮しやすい領域のことです。
要は"have to"を解放し"want to"中心で生きれたら最高ですよねって話で
この中に自分のミッションやビジョンが隠れています。
いきなり"want to"だけ見つめてもいいのかもしれませんが、"have to"が邪魔をするので"have to"→"want to"の順に向き合うことでより純度高く見渡せるわけです。
missionとvisionを創る
ラスト1ヶ月はmissionとvisionに向き合っていたような感覚です。
missionとvisionの定義は様々ですが、僕はこう考えてます。
mission:行動指針/存在価値
vision:自分が思い描く理想の未来/行動した後の未来
上記の図のように"want to"を手札にして、現状から未来へ抽象度を上げて
未来を想像したり自分のやりたいことを言語化していきます。
ここはすぐに出来上がるものではなくて日々変わりゆくものだと思います。
秘伝のタレのように半期に一回とか見直しつつより精度を高めていきたいです。
●MFSに通って感じた魅力
ここまではざっと学んできたことをかいつまんでまとめてきましたが
熱が冷めないうちにMFSの魅力についてもメモっておきたいです。
コミュニティの価値
まず第一に共通言語で喋れるコミュニティがめっちゃ大事!!!
MFSって結構個人の内面に向き合うからどこでも話せる内容じゃないんですよね。
まず"have to"とか友人に行ってもきっと「?」になってしまいそうですし(笑)
海外ドラマである10人ぐらいが円になって自分の過去を話し、メンバーに受け入れてもらったり、指摘してもらったりそんな心理的安全性が高いコミュニティにワークを通じて自動的になっているのが本当にすごいなと思いました。
カネさんのコーチング
"have to"って個人で向き合って解放するにはかなり負荷がかかるしめんどくさいです。
カネさんのコーチングの中でそこに時間を決めて向き合えるので先延ばしすることなく向き合えたのもとてもよかった。
僕もカネさんとストレングスファインダーが近いところもあり共感しやすい部分を多く進めやすかった。
●半年向き合ったmissionstatement
最後に自分が作ったmissionstatementスライドをシェアして終わります。
自分なりに気に入ってます!30歳まずは地に足つけて今に集中してこの道を進んでいこうと思います。
ミッション
ビジョン
●直近3年の目標
直近3年は、焦る気持ちを抑えつつ、旗を立てるプロデュースを分散せず集中して成果を残していこうと思います。
まずは3年後に自分のプロデュースで全国的なニュースを作ります。
そのためにここ1年はプロジェクトをコントロールする力を最低限60点ぐらいはマスターします。自分は複数のことを同時にできないタイプなのでせいぜい3つに抑えて集中してやり抜く。これを意識します。
●半年間を振り返ってみて
正直、キャパオーバーで潰れそうになった瞬間がありました。
have toを外した直後はちょっと行動が過剰になったりして
4,5月は特に自分の首が回らなくなるような時期もありました。
なので、その過程を1人で孤独に迷うのではなく並走するMFSがあり大きな事故につながることなく走り切れたと思います。
正直この自分のミッションというものに関しては、 常に向き合っていくもの。ただ、この"have to"というものに、この概念に気付けたということが、自分にとって何よりの財産になったなと思いました。
やっぱり人は生きていければ、生きていくだけ様々な障壁、自分の中のトラウマというものができてくると思うし、 それに対しての向き合い方、解消の仕方というものを自分で知っているか知っていないか、これは大きな差だなと思っています。
これから先もなかなか思うような結果が出ないこともあると思います!
その時はまたこのミッションに立ち返って、自分なりに前を向いて進みます。