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「挑む」力に魅せられる『極悪女王』

バブル真っただ中の80年代を舞台に、心優しき一人の少女がルール無用の極悪プロレスラーになっていく姿を描く。全国民の敵と呼ばれた最恐ヒールの知られざる物語。

Netflix公式サイトより

観ていると応援したくなる。
演技というより挑戦をみている感じ。

総じて、思ったのはこんな綺麗な女優さんや普段芸人をやっているゆりやんがガチでプロレスをやっていることだ。
そりゃ、プロから見たら実力は劣るだろうが、
実際に殴り、受け身を取り…
これは演技人生でも経験できないだろうな…って思うシーンばかりだ。
プロレスって演技×スポーツなところがあると思っている。
このスポーツ部分は本気じゃなきゃすぐわかってしまう部分だろう。
ここにガチ感があって感動した。

実際の試合を完全再現。
現実にこんなエグい試合があったのかと驚愕

全部見終わった後、実際のダンプ松本の試合ってどんなのだろう?
って気になり、youtubeで検索するとそれはもう熱狂を生み出す試合ばかりだ。
特に今ままで見たことがなかったのは女性が観客の「熱狂」
有名な敗者髪切り試合は会場のお客さんが阿鼻叫喚しているのだ。
それはもうワンワンと叫びながら泣いている。

これほどまでに熱狂を作り出し、悪役を演じきったダンプ松本は
今のSNS炎上とは比べものにならない批判をくらったに違いない。

引退時代は今公式が公開しているので是非見てほしい。

日清のCMやったりしていたから色んな意味で人気だったのかな?

(たこ焼きラーメンって美味いんか…?)

もう少し、ダンプ松本の苦難と葛藤をみたかった。

全5話を見終わって、ダンプ松本に興味が湧いたのは
もっと作中で彼女の心情を描いて欲しかったからだ。

当時、ダンプ松本はどんな気持ちで親友相手にヒールをやっていたのか?
悪役を演じ続けることはどんな葛藤があったのか?

作中のダンプ松本になるシーンは、
どこか仮面ライダーの返信のようなニュアンスを感じた。
瞬間で人が変われるわけがないので、
その移り変わりや溜まったものが爆発する瞬間をもっと味わいたかった。

Netflixは見たいものを本当に作ってくれる。

『地面師たち』『極悪女王』とここ最近実話をもとにしている
迫力ある作品が本当に面白い。

製作費、制作期間も投下して作っているのが本当に伝わる。
だから今TVができないことをどんどんやってほしい。

とくにかく
『極悪女王』は5話でサクッと見れるので
是非チェックして見てください!


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