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アニメ【推しの子】2期2話 感想


■はじめに

 この記事は【推しの子】2期2話の感想を書いた記事になります。
まだ見ていない方に対しては、ネタバレになりますので、ご注意ください。

この記事は、
・アニメを見た人と同じような感想を共有出来たら嬉しい
・原作漫画を読んでいない人が原作漫画を読むきっかけになったら嬉しい
という思いでこの記事を書かせていただきました。

 その為、私は原作漫画を読んだ上でこの記事を書いておりますが、基本的に原作漫画のネタバレはしないように書いております。
原作漫画と違った部分について言及する部分もありますが、違ったという程度しか書かないつもりでいます。
その上でアニメと原作漫画の違いが気になった方がいらっしゃいましたら、原作漫画を読んでみてください。(めちゃくちゃ面白いです。)
アニメを見て同じような感想を抱いた方がいらっしゃいましたら、嬉しいです。

また、今回からちゃんと目次を作りました。
前回、いまいち使い方がわかっておらず、目次なくてすみませんでした。


■2話全体感想

 2話は、不吉なシーンから始まり、苦しい内容でしたが、
個人的にはとても面白かったと思います。
何よりも今回の話の中心人物の一人である『GOA』の魅力が詰まった話でした。
今回で、『GOA』が好きになった人も多いと思います。
私も原作漫画を読んだ時、『GOA』のことを大好きになりました。
そして、『メルト』が1期とは別人に思える成長が垣間見えるシーンや
『鮫島アビ子』のキャラクター性が濃く見れた話だったと思います。

 そして、毎回、次の話が見たくなるような終わり方でとても素晴らしいと思います。
原作漫画を読んで次の話の内容を理解している私ですら、早く続きが見たいと思わせられる、話の終わり方がとても上手いですね。
まんまと制作スタッフの思惑にハマっている気がします。

それでは、改めて各シーン毎に振り返っていきましょう。


■各シーンごとの感想

□1話の終盤シーンから時間が遡り、舞台メンバー顔合わせのシーン
 冒頭は、1話の振り返り的に、1話終盤シーンの『鮫島アビ子』の「脚本全部直してほしい」という主張から始まりました。
その発言の後に、時間が遡り、舞台メンバー顔合わせの日まで戻ります。
『アクア』と『かな』が集合場所に向かう途中、『メルト』と再会します。
このシーンの『メルト』の
「『今日アマ』から9か月、ちょっとは勉強してだな、ちょっとはマシになってると思うからダメだったら遠慮なく言ってくれ」
というセリフからの舞台メンバーにちゃんと挨拶する姿が私は大好きです。
『今日アマ』では、挨拶しようとした『アクア』を相手にもしなかった『メルト』が心を入れ替えて『東京ブレイド』の舞台に臨んでいるんだなと分かるシーンです。
1話で真剣に台本を読んでいる姿や、声だけでもちゃんと演技出来ている理由が分かりましたね。
原作漫画では、稽古に入る前にこのシーンが見れたので、
アニメではカットされてしまったのかと思いましたが、ちゃんと描かれていれ良かったです。
前話で見せたい内容を見せるために、他の内容と合わせて時間を遡って見せるという手法が上手くて感動しました。

顔合わせ挨拶後の自由時間のシーン。
自分の本業だからこそ『アクア』の助けになると言った『あかね』の正妻感が個人的にとても良かったです。
※『あかね』から漂う正妻感をすごい感じてしまうのは私だけでしょうか?
そして、『アクア』と『あかね』の会話を遠目で見ている『かな』と『メルト』。
ひたすら不機嫌そうに毒を吐き続ける『かな』。
『かな』のキャラクター性が全面に出ていて私はとても好きです。
アップになった『かな』の顔から引きつつ効果音もつけるのが雰囲気に相まってとても面白かったです。
更に『メルト』の「演技で見返すよ」発言。
本当に1期の『メルト』と同一人物なのか。疑問に思うほど真面目になりましたね。
私はこの『東京ブレイド編』からとて『メルト』のことが好きになりました。

□『鮫島アビ子』と『吉祥寺頼子』の飲み会シーン
内気でおとなしさ全開の『鮫島アビ子』。とてもかわいらしいですね。
 ※佐倉綾音さんの声がとても良い
舞台稽古見学の同行を頼まれた時の『吉祥寺頼子』の表情は慈愛に満ちていて聖母かと思いました。
そして、「変人ぞろいの漫画業界の中でも癖が強い方」というのを早速見せてくれたダブル歯磨きのシーン。
変人っぷりをしっかり見せてくれました。
ダブル歯磨きのシーンはしっかり、奥歯や前歯といった動きまで描かれていて芸が細かくて良かったと思います。

□時間が戻り舞台稽古のシーン
時間が戻り、舞台稽古に戻ってきました。
『鮫島アビ子』に「脚本、全部直してください。」発言の後に見えた『GOA』の表情がとても辛そうでした。
最初は『鮫島アビ子』を見ているものの、下を向いてしまうという、見ているこっちが苦しくなるくらいの絶望が漂ってきました。
その後、すぐ自分から『鮫島アビ子』に謝罪をする『GOA』。
あれだけ絶望した表情を浮かべていたのにちゃんと向き合う『GOA』、かっこいいです。
そこから『鮫島アビ子』からの追撃を受けてしまいます。
『鮫島アビ子』の「この人ちょっと創作者としてのセンスが……」で
とっさに止める『吉祥寺頼子』、流石に大人な対応でした。
※佐倉綾音さんボイスの「うちの子たちはこんなバカじゃないんですケド。」とっても良かったです。

脚本の制作過程の話や仲介者による伝言ゲームの話は、社会人の皆さんは心当たりある人が多いと思います。

誰もが、中途半端に仕事をしようとしているわけではない中での悪循環はなかなかにつらい話ですね。
『鮫島アビ子』の怒りも、怒りを受けている中でこぶしを握り締めて耐えている『雷田』の姿にも共感します。

そして、『GOA』の心情が分かるシーンです。
必死に頑張って、心血注いだ仕事に対して盛大にダメ出しを食らった上に「クレジットから自分の名前を消してほしい」という要望も取り下げざるを得なかった『GOA』。
家に帰ってからの「ちくしょう」は心に刺さりましたね……。
私は『GOA』が大好きなので、本当に報われてほしいです。

□稽古中断を役者メンバーに伝えるシーン
ステージアラウンドについて、質問した流れでまたしても子供な感情表現を見せる『あかね』。
2期の1話と2話で『あかね』ファンが増える気がします。
舞台についてのイメージを語る『アクア』に対して、デートに誘う『あかね』。
流石、彼女ですね。
※彼女というか正妻感を感じてしまいますが。
そして、ステージアラウンドの舞台が気になったところでエンディング。

今回も続きが気になる良い終わり方でした。
早く3話が見たいですね。


■次の話への期待

次回は、ステージアラウンドでの舞台がどんなものかがわかるシーンから始まると思います。
そして、『鮫島アビ子』が書くといった脚本がどうなるのかについて描かれると思います。
個人的には、舞台というものをアニメでどう描くのかが気になるのと、
降ろされることになってしまった『GOA』の出番もあると嬉しいなと思います。
早く舞台本番のシーンを見たいという思いもありますが、
本番迎えるまでの話が面白いので、早く見たいけど、まだ舞台本番までいかないでほしいなと思っています。

次回もいろんなキャラクターの舞台『東京ブレイド』への思いが見れる話だと思うので、期待して待ちたいと思います。

最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございます。
これからも見やすい文章で好きな作品の魅力をお伝えできるように頑張りたいと思います。


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