まさに猫

思い出の備忘録として。

芸術家の彼女。
芸術家っぽい人には何度も会ったことはあるけれど、それで食べている本物の芸術家。
色白。猫を飼っている。

あっけらかんとした性格で、視点も独特でワードのチョイスも面白い。
以前、こんな作品みに行ったことあるよーなんて話してたら、まさかの本人の作品で距離がぐっと縮まる。世間せまっ。

友達と飲んでるからおいでよと誘われていくと別の芸術家の方がいた。
作品を聞くと、それ学生の頃から知ってますけどな大芸術家現る。
「あなたには懐いてるみたいだから仲良くしてあげてよ」と大芸術家。

何度か致して仲良しだったが、突然機嫌悪くなって会わなくなったり、突然懐いてきたりでその性格はまさに猫。
笑ってたと思ったら突然泣き出したり。
その姿まさに猫。
しかし、芸術家となるとそんなもんか。と思えてしまう不思議。
振り切った才能ってすごい。

その後、会わなくなったが、その名は逆に聞こえてくるようになった。

本物の芸術家だったな。
また今度作品に触れてみよう。素晴らしいんだこれが。

おしまい