世の中結局顔だよね
分かりきっている事だが可愛い子はますます綺麗になるし、心も磨かれていく。
例えば、同じ仕事、センス、肌のきれいさ、経済力を持った美人とブスがいたら人はどちらを選ぶでしょうか。9割は美人を選ぶだろう。
仕方ないことなのだ、何が仕方ないかは分からないが。
そして仕事や恋愛の先々で良いことも、辛いことも、苦しかったことを経験として重ね、失敗と成功を繰り返し自信がつき、心も磨かれ、また、人前でる機会も増え、自意識が高くなり外面も洗礼され益々美しくなっていく。
そうして顔面偏差値がみるみる上がっていく。
美人や可愛い子は、実力や環境に関係なく、スタートラインでの機会に恵まれているという事だ。
対してブスはスタートラインで決して恵まれている存在ではない。
この世の中で、美人がいくら優勢だったとしても「ブスだから」という事だけで嫌われることはそうそうないが、ただ、美人が優先的に選ばれてしまう事でブスは取り残されてしまいがちではあるが、だからといって世の中は上手くできていて、需要と供給のバランスは保っていて、ありえないドブスでもちゃん結婚、出産し幸せに暮らしている。(結婚、出産が幸せだという事では一切ありません。)
単純に本当にただシンプルにブスがマイナス1なのではなく、美人がただただプラス1なだけである。
だがしかし、無条件に美人が優遇される無慈悲な世の中でブスが勝ち得たものもある。
生命力の強さ。HPの高さである。所謂、バイタリティー。エネルギー力ともいうべきか。生粋の武人タイプ。
恵まれない容姿ではあるが、自らの置かれた厳しい立場を打開し、劣等感をはねのけ、理解し、打ち負かそうという力強さがある。
周りやメディアでも、才能や特殊な能力を持った多くがブスという事に気付かれたのではないか。
ケバすぎのやり手女社長。出っ歯のランナー。骸骨のようなデザイナー。
無論、美貌は持ってはいないが、強く逞しく、生き甲斐や情熱に燃え、消費者に憧れられるようなサービスを生み出したり、心を震わせられるほどの感動を与えているのではないか。
もちろん見た目を良く見せようと身だしなみを整える事は、とてもとても重要だが、メイク、ファッション、エステでの努力では限界があるし、ブスがどんなに着飾ったとしても、結局すごい美人のすっぴんにTシャツ姿に到底敵わないのである。
そこでブスで重要なのが土俵を変えるといゆことだ。
もともと自分は何が向いているのか、どんな才能があるのか、自分を見つめ直し、伸ばせるところは惜しみもなく伸ばしていく。そしてHPも高く少しのダメージでは倒れることなく、休むことなく新しいパワーを蓄え、生み出し攻めていく、そうしてブスは己のポテンシャルを高めていくのではないか。
さらに美人はスベることがない。とも思っている。
美人が思いっきりスベっても、「逆にイイ」「むしろヤバイ」「え、好きかも」など面白く編集し勝手に修正されていくのではないか。つまんない所が面白いよね的なやつだ。
逆にブスはスベったらイラつかれてしまう。なんなら無かったことにされてしまうのではないか。要するに見て見ぬ振りだ。残念だが正直スベったブスの編集はするのはなんの利もないことだと多くは思っているのではないか。
スベってしまったブスは痛みを伴いながら孤独と戦い、雨の日も健やかなる日を過ごしブスのみが手にできるバイタリティーを開花、いや、満開させていく。
美人が怒って叫んでも、涙を流しても、感情表現が素直だと受け入れられてしまう。では、ブスが怒って泣きわめいたらどうだろう。ヒステリックをおこした。あいつヤバイやつだ。と受け止められてしまう。
顔面偏差値の差がこうも受け止め方が違ってしまう。
そして一番厄介なのが、微ブスである。
そこそこ見た目を気にしていて気を使っているそれなりに可愛いブス。
ブスほどのHPも昇華させていくバイタリティーを持ち合わせてはいないが、ある程度は受け止めている位置にいて、自らの評価や立ち位置を美人のカテゴリーに力技で押入れようとする。
そしてブスを苛めマイノリティーに仕立て、自分の身を守っていく姑息でありトリッキーな連中である。自分がブスだと思われることを嫌い美人を褒め美人にパラサイトし美人を庇い自分たちの居場所作りをする。
実際は可愛くないし心の器も小さいのが微ブスである。一番ヤバイやつ。
あーー!明日起きたらJ.Y.Parkみたいな見た目になってないかなぁ。
なんでやねん!もうええわ!やめさせてもらうわ!
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