本気出したら勝てた。っていう奴

どんな人にもイメージがある。

「楽しそうな人だな。もう見た目からして信用できない。足くさそう。怒ったら怖そう。家族を大事にしそう。異性にモテそう。」など

こういう人間はどういう特性があるか、知人であるイメージ学会の権威「テキトーナコト・イイマッセー氏」に聞いてみた。

「あー、本気出したら勝てたわー。」「あ!なるほどね。はいはいはい。」と言う奴は、あたかも私は高尚な人間であり、自然を愛し、基本的に天然水を飲み、誰も知らない音楽を聴き、常にファッションにうつつを抜かし、整髪料を乱用し、キャンドルを常備し、パスタを作りたがり、オリーブオイルを高い打点から使い、カラオケでラッドウインプスを歌い、夏はスタバで抹茶フラペチーノを注文し、メールでハートを惜しみもなく使い、女性の目を気にし、湯上り後はボディークリームを塗って、アルマゲドンをお勧めしてくる。」

私は膝が砕けた。神よ世の中にはこんなにも薄い、サガミオリジナルのような人間がいるのか。断じて許してはいけない。

これからは、日々血を吐くまでトレーニングをし、常に「君が代だけ」を聞き、クローゼットに入ってる服の袖を全部破り、部屋のカーテンを全部燃やす事ですか?と「テキトーナコト・イイマッセー氏」しにぶつけてみた。

悟空が「クリリンの事かーー!」と叫んだときの様な感情と、なぜピッコロだけ悟空の事を「ソン」と呼ぶのか、クリープを入れないコーヒーはなぜ美味しくないのか、「テキトーナコト・イイマッセー氏」と激闘の討論をし、愛を込めて花束を、大袈裟だけど受け取って、結果「金の微糖」が一番美味しいと言う事で落ち着いた。

ああ、もうこんな時間か。半身浴して夏に向けて腹筋を割らないと。

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