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航空無線通信士 受験記(2019年2月試験)

2019年(平成31年)2月期試験で航空無線通信士試験に合格しましたので、勉強法とスケジュールをご紹介します。

1. 航空無線通信士とは

簡単にいうとパイロットや航空管制官など航空関係の通信操作を行うための資格です。
そのため必然的に受験者は航空業界になんらかの関わりを持っている人 or 関わろうとしている人がメインです。★後ほど重要になります

2. 前提

既に一陸技を持っているため、受験科目の4教科のうち無線工学は免除になります。
また航空関係の知識はある程度あるものの、本業ではありません

● 無線工学 → 免除
● 法規
● 英語
● 電気通信術

3. 各教科の勉強法

a. 無線工学
免除のため勉強していませんが、会場を見る限りオーム社『やさしく学ぶ 航空無線通信士試験』+過去問で勉強している人が多そうでした。

b. 法規
法規の勉強法はひたすら過去問を解くです。
参考書は買わずに日本無線協会の公開過去問やGoogleで「航空通 過去問」のように検索してインターネットに転がっている過去問をひたすら印刷し、日々の電車の中で勉強し、ひたすら問題文と答えの文を暗記しました。

過去問ヒット率は高いので問題文+正答のセットを勉強すればある程度どうにかなるのですが、必要に応じて電波法や電波法施行規則、無線局運用規則をiPadで見ながら5年分(全10回分)進めました。

c. 英語
英語自体のレベルは大学入試センター試験程度でそれほど難しくないのですが、普通に単語が航空関係の専門用語です!!!
特にdistressやurgencyなどの遭難通信や緊急通信に関わるところや、航空機の知識がないと場合によっては推論さえできないような問題が登場することがあります。おそらくほとんどの受験生は並行して、もしくは予め航空機や管制の基礎について学んでいるはずなので、こんなところで苦労したのは私ぐらいなはずです。。。

法規ほどではないものの2年分(全4回分)解き、英語の勉強というよりか専門用語を学ぶようにしました。

例(リスニングの試験です)↓

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d. 電気通信術
これこそ慣れです。街で見た看板からローマ字から全てフォネティックコードで発音しました。P: パ↓パ↑、S: シ↓エ↑ラ↓、Q: ケ↓ベー↑クなどアクセントが異常なものは要注意ですよ!

4. 勉強スケジュール

2018年12月   申し込めば勉強するかなと思い、ひとまず申し込み
2019年1月    仕事が忙しすぎて全く手つかず
2019年2月上旬  仕事が忙しすぎて全く手つかず
試験2週間前   やっと法規の過去問を解き始める
試験3日前    法規の目処が立ち、英語の過去問演習開始

5. 試験当日

工学が免除ですし、一日にまとめてくれるかと思いきやまさかの電気通信術の試験だけ金曜日に入りました。。。

電気通信術 : 1日目
大教室で受話 → 一人ずつ呼ばれて送話。おじさんに見つめられてひたすらランダムなアルファベットを読み上げるのは意外と緊張しますので、街中勉強法で反射的に出てくるようにしておくのをおすすめします。

法規 : 2日目
過去問ヒット率が高すぎて途中退出開始時間で速攻退出。退出可能になった瞬間に8割ぐらいの人が退出しました。

英語 : 2日目
本番でも専門単語に悩まされ、100%合っているという確証は持てないものの合格点に達した自信はあったので途中退出。平成31年度2月期試験は英語で不適切な出題があったのですが、理由がわからないので時間がある優しい関係者の方、なぜ正答がないのか教えて下さい。。。(なぜtransition routeではないのか)

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6. 最後に

申請から免許受領までには3週間ぐらいかかりました。(3/15送付、4/6受領)
過去問演習が非常に有効な試験ですので、リーズナブルに合格したい方は過去問をメインにした勉強をおすすめします。

これで一陸技、一海通、航空通を制覇したので、後は気が向いたときにFCC Extraか1アマを取ります!(2アマはあります)
無線従事者免許集めは一旦主要資格コンプリートですね。

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