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新聞の素晴らしさを語る📰

インターネットでニュースが見られるようになって久しいですが、そんな中だからこそ“新聞”というメディアが持つ特長を感じるのでまとめておきたい。

一覧性に優れている

朝刊であれば、昨日1日の国内外の出来事を文字をギチギチに詰めた40ページ程度にまとめてくれて、見出しとリード分を付けて重要度順に整理してくれる。解説記事を読めば出来事自体の表面的な内容だけでなく、そのバックグラウンドや将来的な影響など、その出来事を重層的に知ることができます。
これでいて1冊150円前後ぐらいで読めるので、新聞制作に携わる人数を考えると「なんとお得!」と思ってしまいます。

記事の重要度はどこに現れてくるのか

これは朝日新聞のwebサイトですが、どこの新聞社もほぼ同じ形で作っているものと思います。

トップの記事には通常、4段分のスペースを使ったタテ見出しがついています。特大ニュースのときは、幅の広いヨコ見出しになります。ヨコ型のほうが視覚的にインパクトがあるからです。「大ニュースですよ!」という目印です。

新聞の読み方講座 第1回 朝日新聞社

見出しが縦か横か、縦なら何段分見出しに使われているのか、白抜きなのかそうでないのかで重要度が変わってくることを知っているか知らないかでも、新聞から得られる情報量は変わってきます。

読み物としても面白い

元旦の新聞なんて、広告多めではあるが5部に分かれて各界の著名人インタビューなどの情報盛りだくさんでも150円前後です。
有名どころのコラムでいえば、読売新聞の人生案内のコーナーは読者の様々なお悩みに第一線で活躍されている弁護士や医師、作家など様々な職業の方が回答するもので、これも読んでいるだけで新たな視点を毎回提供してもらえて面白い。

他にも各新聞社で曜日が違うものの、書評のコーナーは自分の興味の外縁(興味のど真ん中だと自分で情報にリーチできる。興味の範囲の外だとそもそも読まない。)にある本の情報が得られて、情報収集しやすく思っています。
気になった本はよく図書館で予約したり、本屋でパラパラめくってチラ見したりしています。

旅行に行ったらホテルで地方紙も見てみる

どうしても新聞を読むのはひとり時間になってしまうので、一人旅や仕事の出張の時だけになりがちですが、ホテルのロビーに置いてあるその地域の地方紙を読むのも楽しみの一つです。
普段の生活では目に入ってくることのないローカルな情報を見れば、違う土地に来たことを再認識して旅情をかきたてるものになるし、知らない地名がたくさん並んでいるのもまた良いです。
全国紙と比べてトップ記事が異なることもあり、その地域の関心事がわかります。

新聞記事は記者や新聞社というフィルターを通して物事を見ていることも理解する

良い面ばかり書いてきましたが、もちろんその新聞社の論調や記者の目を通してのみしか新聞記事は書かれない、ということも意識する必要があることを最後に書いておきます。これはメリットにもデメリットにもなり得ることです。
SNSを含むその他メディアにも様々なメリットはあり、新聞にも様々なデメリットがあるというのは、このnoteをここまで読んでくださった皆様はご存知だと思います🙆‍♀️

ここしばらくはほぼ毎朝新聞を読んでいて、日々個人的に思っている新聞の素晴らしさを急にまとめたくなり書きました。
定期購読でなくてもコンビニで各社の新聞を好きな時に簡単に買えたり、ホテルや一部ファミレスや図書館に行ったら好きに読めたりするので、もし興味が湧いた方は、ぜひたまに新聞を読んでみてください。

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