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がま口の始まりはヨーロッパ


がま口というと、昔ながらのパカッと開くがま口財布、と、和のイメージがありますよね。大正、昭和の時代設定のドラマでも、がま口財布やがま口ハンドバッグが使われ、レトロな雰囲気を醸し出していますよね。

でも、実は、もともとはヨーロッパの貴婦人の方々が舞踏会のお供にしたバッグが始まりだそうです。


日本では、明治時代、政府の御用商人だった山城和助が、兵器を輸入するために訪れたフランス、イギリス、ドイツで当時流行っていたがま口を日本に持ち帰り、それをまねたものを売り出したのが始まりのようです。

今でこそ、日本古来のものと間違えられるほど、市民権を得ているがま口ですが、山城和助さんが初めて出会ったときはきっと、衝撃的だったと思います。

それまでの日本のバッグといえば、紐を通した巾着型の袋物しかなかったのに、袋の開口部分が固い金物、しかも高価な真鍮だなんて!黒船を初めて見たときと同じ感覚だったのでは????大げさ?(苦笑)

いつの時代にも、異文化に触れることで、新たな世界が広がることがあるのですね。

話を戻しまして、当時ヨーロッパの舞踏会で使われていたバッグを想像してみましょう。

宝石を散りばめたかのようにキラキラした全面ビーズであしらわれたバッグ、そして、よくモチーフとして使われていた、優雅な曲線のシェルバッグ、

なんとも、素敵で美しかったことでしょう。

考えるだけでため息が出ちゃいますね(笑)。

ここにイメージ写真を載せようと、当時ヨーロッパで実際使われていたパーティバッグをネットで探したのですが、なかなか見つかりません。

そこで、思い出しました!

学生時代の恩師(フランス史専門)が、

「パリに行くのなら、ルーブルはもちろんいいけど、パリ装飾美術館が面白くておすすめです。服装やテキスタイル、インテリアの変遷など身近なものの展示が多く、きっと皆さん気に入るでしょう。」

と話してくださったことを。

(結局、時間の都合で訪問出来なかったんですけどね。残念。)

とっても素敵なHPなので、イメージ写真の代わりにご紹介します。

よかったら、覗いてみてくださいね。

脱線しましたが、お話したかったこと、それは、

JOLLY*S のコンセプト。

①JOLLY*Sでは、ヨーロッパの舞踏会バッグの優雅なイメージをそのままに、上質なファフリックを使って、より身近なアイテムに再現したいと思っています。
JOLLY*Sの製品を身につけることによって、
いつもよりちょっと優雅に、ちょっとハッピーに・・・。

そんな気分になっていただけたら。これほど嬉しいことはございません。

そのために、いろいろなファブリックを求め、いろいろアイテムを開発していきたいと思っています。

そして、昨今のハンドメイドブームにのって、これから新しくがま口作りを始めたい方へ、

一人でも多くの方ががま口作りを楽しんでいただけますように。

初めてがま口を作る時って、多くの方が、満足のいく仕上がりにならない、といいますよね。(そうでない方がいらしたら、すみません。きっと、とっても器用な方なのですね。私は失敗しました(苦笑)。)

そんな経験から、

初心者の方でも完成度の高い綺麗な仕上がりになるオリジナルの作り方

を考えましたので、そのご提供を始めていきたいと思っています。

がま口作りにトライしてみたけれど上手にできなかった、という方こそ、きっとご満足いただけると思います。

今後、note や stores で型紙やレシピを発信していきたいと思います。

まずは、簡単なものから作って行きましょう。

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そして、パチパチ心地よい音を奏でてみましょう。
一度作ってしまったら、きっと貴方もがま口のとりこになってしまうことでしょう(笑)。

よろしければ、サポートお願いします、いただいたサポートは、次の作品作りに役立てたいと思います。