数十年前でも幼稚園児の間にマウント合戦は存在していた
恐ろしいことに、そこではすでに、幼稚園児同士でマウント合戦が起きていたのです(ーー;)。
時間が経ってしまいましたが、
以前、小学校お受験について書いた記事の最後は、こんな文で終わりました。
怖いですね~。
前回の記事です。
どの年齢で受験するにしても、受験生にとってガス抜きは必要です。
それが、遊びたい盛りの幼稚園児ならなおさらです。
それを知っているからでしょう。しばしば、シッター先のご家庭には、お友達が遊びに来ていました。
そういう時は、要注意です!
ハメをはずしますからね~ 苦笑
実際、部屋の蛍光灯を割られました(汗)
まずは、末っ子ちゃんが巻き添えを食って怪我をしないように、注意を払うのが最大の任務です。
よそのお子様をお預かりする時は、必ずそのお宅のお母様は在宅していますが、私にその場を任せて、家事をこなすことがあります。
そういう時は、私が母親代わり。気をつけないと。
シッターさんがいたのに、怪我をした、なんてことになったら大変ですから。
怪我をさせることはなかったですが、蛍光灯を割られたことはありましたね。ごめんなさい!一瞬の出来事でした(汗)。
そういう時のお友達は、お受験する子、しない子いろいろです。
その中で、親分的な強い子がいました。その子は、お受験組。なんにでも張り合う感じ。
そうそう!いいね~!受験するんだから、それくらい闘争心出していかないとね~。
なんて、部外者の私は、お気楽に見ていました。
ある時、ひょんなことからお受験の話になって、
「○ちゃんはそのまま〇〇小学校に上がるんだったよね~。僕たちは受験するんだよな~。」
と、うちの子(じゃないけど)の肩に手を回して、得意げに話してくれました。どうやら、同じお教室に通っているようです。
「そうなんだ。じゃあ、一緒にがんばろうね(汗)。」
・・・なんとなく違和感が。まあ、事実を教えてくれただけなのですが。
その後もよくよく観察してみると、その子が強い態度をとる相手はお受験しない組・・。タラ~(汗)
う~ん、これって今で言うマウント?
#小学校お受験マウント とでもいいましょうか。
幼稚園児でもこういうことってあるんだ~。
そして、もっと怖かったのは、受験発表後です。
うちの子(じゃないけど、しつこい!)の肩に手を回して、
「○ちゃん、〇〇舎だなんてすごいよなあ。僕はだめだった。○教だよ。」
はっきり聞きました見ましたよ。
この歳でこんなことを言わしめる小学受験、恐るべし!
幼稚園児の世界で社会の縮図を見たようで寒気がしました。
受験をすることは、子供が成長する一つのきっかけになることは間違いないとは思いますが、それがこの年齢である必要があるのかな、とも思います。
私はかつて、「私に小学受験をさせてくれていたら、こんなに苦労はしなかったのに。」と、勝手な理論で親を責めたこともありました(受験していたら受かっていた前提W)。
学生時代の友人で、付属小から上がってきた子は、その後の受験戦争を知らずにすくすくと育ち、自分の興味のある方向、将来なりたいものに向かって、すでに進みだしているように見えました。
そのようなことを考えると、利点は大いにあると思います。
ただ、6歳にして、あの言葉・・・。ちょっとかわいそうな気がします。
でもきっとあの言葉は、お受験直後だったから出てきた言葉だと思います。
子供はたくましいから、入学したら、きっとそんなこと思ってた事自体忘れて楽しく過ごしたことでしょう。それで良い良い(^^)
その後、あの子達はどうなったかな。
いつか出会えたら、
「あの時こんなこと言ってたの覚えてる?」
「小学受験やってよかった?」
「その後、どんな人生だった?」
と聞いてみたいものです。
あの時受験しない組だった彼ら達にも聞いてみたい。
きっと、それぞれの人生を謳歌しているでしょう。
最初のレールは親にひいてもらうのかもしれませんが、その後の長い人生は、結局は自分で切り開いていくものですものね。
一人一人にドラマがありますね。
お読みくださり、ありがとうございました。
わたなべ - 渡辺 健一郎// VOICE PHOTOGRAPH OFFICE 様
お写真をお借りしました。ありがとうございました。
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