労働の苦痛で浪費を防ぐ
私にとって、労働は苦痛でしかない。(今は無職)
毎朝決まった時間の起床。8時間以上の拘束。同僚との雑談。お金をもらえないなら絶対にやりたくない営みだ。労働による苦痛から逃れるためには、労働を自分の裁量で進めれるフリーランスにでもなるしかない。もしくは、苦痛を上回るやりがいを見出すか。
だが、私には、フリーランスとしてやっていけるスキルも才能も無ければ、やりがいを労働から感じ取る感性も無い。
忌々しい労働の苦痛だが、私の生活において、役に立っていることが1点だけある。それは、浪費を防ぐことである。
どういうことか説明する。
働いている時間は苦痛である。そして、多くの人は、働いた時間によってもらえるお金の額が決まる。つまり、「金額」は「労働の苦痛」へ変換できる。私は、これを利用して浪費を防いでいる。
具体例を挙げる。
自動販売機の150円のジュースを買いたくなった時、150円を労働の苦痛へ変換して、本当に150円払ってまで欲しいのか考える。「時給1000円だとしたら、150円は約10分の労働だ。労働10分並の苦痛を受けても、今ジュースを欲しいと思えるか?家に帰れば飲み物はたくさんあるし、買わないでおこう」といった具合である。なお、時給の設定は、自分が納得できる範囲の中で最低額にする。(私の設定は時給1000円)私は、この考え方をし始めてから浪費が少なくなった。
ただ、これが行き過ぎると、あらゆることに対して、お金を使うことが嫌になってしまう。そうなったら本末転倒だ。浪費を防ぐのは、自分にとってより良いものにお金を使うためである。私の場合、旅行先では「労働の苦痛」なんて考えずにお金を使う。その方が旅行は楽しい。
金額を労働の苦痛へ変換すること。浪費癖に悩んでいて、労働がめちゃくちゃ嫌いな人におすすめの考え方である。
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