【マット運動】倒立〜壁倒立の注意点と補助の方法〜

はじめに

倒立は,初めから1人で行うには難しいです。そのため,壁や補助を用いて行うのが一般的です。

壁倒立と補助ありの倒立

壁や補助があるから,どのようなやり方でもいいというわけではありません。いくつか注意点がありますので,まとめたいとお思います。

①補助の仕方

振り上げ脚側にたって,体幹部の近くである膝の裏や太ももの裏を片方だけ補助するといいでしょう。苦手な学習者は,逆さまになるのを嫌がるので,脚は長時間持たないこと。それよりも,少ない時間で何回もやらせる方が効果的です。


②壁倒立で脚の下ろし方を学ぶ

倒立が苦手な学習者は,足の下ろし方がわからないパターンが多いです。そのため,お腹を壁に向けて,倒立位の姿勢になり,足を下ろす練習をしましょう。可能な限り手は壁に近い方がいいです。



③壁倒立では前に転がらないこと

壁倒立をする際に,苦手な学習者は前に転がってしまうパターンがあります。多くは,腕を上から振り下ろして前転をする,頭や腰が壁につくような壁倒立をしていることが挙げられます。逆さまの位置における足の振り上げ場所がわからないために,上半身だけ逆さまになろうとすると,転がるパターンが多く出ます。一度やると,恥ずかしさと怖さのあまり,壁倒立のやる気を無くしてしまうので,注意しましょう。




おわりに

初めのうちには,壁倒立では壁にセフティマットを立てかけて行うといいかと思います。そうすると怖さが多少軽減されます。しかし,基本となる腕支持の感覚や逆さの感覚がないと,できないことも多いので,焦らずに行わせるようにしましょう。ここで,苦手意識が出ると,ずっと苦手意識が残る可能性があります。

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