ゆらめいてスイングのように千鳥足 束の間地から足を浮かせて
あまやかな匂いそれから もぅわり、と狼煙 しゃもじがしろい海およぐ お米をいただいた うれしい
かなしさととうれしさせめぎ合っている 真夏日帰宅冷え冷えの部屋
うわべとかぜんぶ攫っていくような人肌くらいのかぜ押しよせて 風すごい 帰りたい
この深い河を埋め立てつづけたらすぐに届くよ震えて待ってろ
決めかねているふりしてるとりあえず口実として米炊いてみる
ここからはまな板に見えるステージをいつもの歩道みたいにすすむ
身をうすく剥いで世間に明け渡し続けゆくことはたらくことは
悲しませたくないわけでもないからいつもとちがう相槌を打つ
ひかりでもたからでもなく君とただ 等しく対う私をねがう 映画の好きだったところ
まどやかのことばがかたちをなぞるよな音をきいてる 君のはなうた
やわらかなひるの陽射しは木綿色 わたくしを脱いでまばゆさをはむ 休みの日しか見られないあかるい景色が好き
カーテンのオーロラなびくくらやみの部屋に点々と家電たちの星
おりがみの折り目みたいに必要な痕だったのと笑うきみは鶴
隣るひと我をまね日に手をかざす 隠れているのと言えずひるなか ☀️
「社会人デイリー」クリア はやあしでセーブ地点にカードかざせば