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ep6 顎をどう攻めるか?

千丈山=顎

 子供の頃から十津川村の地図は人の横顔に見えると思っていました。イタリアはブーツの形、フランスが人の横顔に見えるという絵本を見た記憶があります。そう、十津川村はフランスの形と瓜二つなのです。フランスの場合はお爺さんの横顔、十津川村の場合は、大きく口を開けた魔法使いの老婆の様に見えます。
その顎の先端に、十津川村南西最果ての山、“千丈山“があります。

サイズは違えど形はよく似る

 先日橿原市にあるアウトドアショップYosemiteの店長さんとMurazakaiについて話す機会がありました。店長さん(以降トヨさん)は前々から村境に興味があり、「一周やっときましょう!」の一言で私も動くきっかけの一因となりました。トヨさんは近く果無山脈縦走路から村境を辿り、千丈山を目指したいとの事。どうやら彼もルートを見て、人の横顔に見えていたのか、地図を見てその形状が顎の先端に見えている様でした。

南西の果て顎への道

 千丈山は十津川村南西の果てになります。果無山から西へ龍神村まで続く、果無山脈縦走路の最高峰である冷水山の少し手前の尾根が村境です。地図では破線があるのできっと踏み跡があると思われます。縦走路が全て村境だと思っていましたが、ここから村境の尾根が南へと続いています。
 一旦林道に出て、千丈山への登り返しが始まります。過去にこの林道を車で走った事がありますが、千丈山への登り口があったかどうか記憶にありません。地図では村境から少々離れて破線が記されているので、奇抜なルートになるかも知れないと思っていました。
 しかし、ここで何と!!林道から村境沿いに直接ルートを辿っている方がいらっしゃるではないですか。正確にいうと千丈山から林道に下った様です。地図アプリのYAMAPにて昨年9月に千丈山へ登っている活動記録を発見しました。こんな場所に来られる方も居るもんだと関心しました。オープンな情報なのでリンクを貼っておきます。(千丈山村境)
 千丈山は眺望のないピークで、その後は果無山脈縦走路に復帰します。安堵山、そして和田森から北へ下山して行きます。ここから北へ護摩壇山に向けて相当な距離を移動する事になりますが、一度も行った事がない場所なので見当もつきません。この辺りは近いうちにトヨさんが走破するかも知れません。

千丈山への道

アウトドアショップ【Yosemite】

 こちらは山好きの人なら痒いところに手が届くほど、セレクトされたナイスグッズが揃っています。登山、トレイルランニング、ファストパッキング、アクセサリー、なんでも来いです。私は殆どの山行きギアはこちらで入手しています。
 トヨさんは勿論、根っからの山好きで、海外の山、トレイル100マイルレース完走、OMMを9回出場などエキスパートです。後日、十津川温泉から果無山脈縦走路より千丈山を目指し、護摩山、伯母子岳辺りまでをルート検索したいとの事です。もちろん日帰りでは無理なので、山泊しながら顎周辺から十津川村西部の難しいルートを探し出そうとされています。山泊の経験が無い私からすると興味津々ですし、トヨさんの顎攻めから北上にに期待大です。

追記: 明日は早朝より村境北部の下辻山周辺を確認して参ります。

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