患者に説明する時間の診療報酬って低すぎるんだね 保険診療の謎
素直に 主治医の治療に 「お任せします」とは言わない患者の私に 外科医2名が それぞれ 1時間かけて丁寧に説明してくれた。
消化器外科から呼吸器外科に移ったから 両方の主治医から説明を受けた。
窓口で 支払ったのは 三割負担で 200円ほど。総額で診療報酬として認められるのは1000円にも満たないくらいなのだと知って 驚いた。
検査、手術、投薬 がなければ 報酬は極端に少ない。専門家が これだけ時間をかけても報酬に繋がらない。私は申し訳ない気がした。主治医は2人ともとても良い先生である。
こちらの話もじっくり聞いてくれたうえで、それでもこの治療がベターだと言う。患者の意思や気持ちを十分に受け止めてくれたことに感謝した。
話を聞いてもらえただけで ずいぶん気持ちが楽になり救われた気がする。治療は 医師の醸し出す言葉にはうまく表現できないけれども 温かで優しい感触によっても違うような気がする。
けれども、患者の話を聞いている時間はボランティアのようなもので 手術 検査 投薬 が無ければ病院経営は成り立たないのだと思う。
以前 会計事務所に勤め 営業職も経験した者として、事業の採算性というのが つい頭に浮かぶのである。治療を積極的に望まず 医師の説明は受けたいという患者は 病院経営者の立場からどう見えるだろう。そこで働く勤務医は上から何か圧力を受けないだろうか。
そんな、いらぬことまで考えてしまうのだ。
製薬会社は 次々と新薬を開発してくる。がん治療ではそれに期待を繋ぐ患者も多い。子育て中 であったり、20代 30代 40代と まだまだこれからの世代には 「治る 」「完治する」治療を高額でも保険診療として負担を軽くしてあげて欲しいと思う。
この世代に 治らないけれども 人生の時間を伸ばすことが出来る薬ですと 高額な薬を延々と売り続けるのは なんだか やりきれない。治してあげて欲しい。
薬の副作用を抑える薬 更にその副作用を抑える薬と増え続けると 肝臓や腎臓が悲鳴をあげる。肝腎かなめ ?肝心かなめ?肝臓や腎臓は解毒の為にフル回転してるのだ。
薬に薬を重ねると 毒を、重ねていることにならない?
保険診療の矛盾を感じていた者として、 参政党のよしりんの演説には釘づけになった。医療と医療行政の中には多くの矛盾がある。日本の皆保険制度の恩恵は 一方で大きな問題を抱えているのではないだろうか。
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