信仰心を持ちかつ自由で考える人材を世に送り出したい

幸福の科学が教育事業に乗り出したのは 現在の教育のシステムが行き詰まっているからだと思います。

宗教はひとつの教義で人間を縛り 自由を奪うものという印象を持っている人がいますし、私も昔はそのように思っていました。

中世キリスト教の  コペルニクスを否定し ガリレオを宗教裁判にかけた 科学を否定する宗教の偏狭さが 大嫌いでルネサンスの人間の精神が解放された自由で明るい世界に憧れたからです。

幸福の科学も  全く 内容を知らない方にとっては 信仰を持つことが 自由がなくなるような印象を持つことがあるのではないでしょうか。

しかし、創設者であるある大川隆法総裁の著作を読んでいくと 大川隆法総裁には 人間を思想や思考の面で一元管理してロボット化するような 考えが無いことがわかります。


教祖となる人の思想の源流にあるものは おそらくその後の思想にも大きく影響していると思います。

私は 大川隆法総裁が、弟子たちよりも 人間の精神の自由を大切にされていると思えます。精神の自由性があってはじめて人間は神の子として尊い存在だと言えるのではないかと思うのです。

自由意志

があるから 人間は自分の人生に責任を持って 魂を成長させていくことができるのであって プログラミンググされ アルゴリズムに従って動かされるものであっては 本当の意味では 成長できないからです。

自由が制限されるのは 他者の自由と 自分の自由がぶつかり合う局面であり、社会生活を営む上での 自由の制限、行動の制限という面は当然出てきます。それを持って不自由だと 捉えると本質からずれてしまいます。(学校内や教団施設内での規律などー 礼拝室ではお静かかにとか、教会施設内は無断で写真を撮らないでください等々 )

大川隆法 思想の源流

の著作は3章からなっています。

1章は 2019年4月に語られた                                         青春のハンナ・アーレント                          2章は 同じく2019年4月に下ろされた                      ハンナ・アーレントの霊言                             3章は 大川隆法総裁が大学在学中に書かれた論文H アレントの『価値世界』について

になっています。3章は読んでもチンブンカンプンでしたが、1章2章は 分かりやすい話し言葉ですので なんとか読んで 読み返しているのです。

ハンナ・アーレントは人間の行動を4つに分けて考えています。

・観照 ー修道院での瞑想生活のようなあり様   ・活動ー不死を求める人間の不朽のもの                            残したい欲求からなる政治活動         ・仕事ー付加価値をもつものの                           ・ 労働ー日々 消費されるような知価を伴わないもの(この 労働の概念などは アレントのエリーティズだと批判されているようです。)

しかし、この 「仕事」と「労働」を分けることが マルキシズムをぶった斬った大きな功績があると 言われます。

マルキシズムは「労働者が団結し世界を動かし支配するのだ」という言い方をしていますが、これは神の秩序に反するとアレントは考えたわけです。

何故なら「労働者」は「私的生活」の方に重点があり表にあらわれる活動としては「暴力」として現れることが多いとします。

私見ですが 現在のアメリカのBLMやアンティファなどの活動も等も私的生活の不満から生じたものは、建設的に国を良くしていこうというものではなく、暴力で自分たちの欲求を満たそうとするものに思えます。

大川隆法総裁は次のように解説されています。

ほとんどの政治学者は「革命といものは、どれも同じだ」という考えです。それに対し…
フランス革命とアメリカ革命は違う。フランス革命は『自由の創設を目指しながら失敗して、結局血で血で洗うものになった。次々と権力者を処刑していくような、王様を処刑した人もまた処刑されていくというような、そうした連鎖が続いたのだ」とします。そしてこれに続く暴力革命については、基本的に、はっきり書いてはいないのてすが、もし書いているとすれば、おそらく「ロシア革命も中国革命も、同じテロル(テロ)の流れであってフランス革命の流れを引くものだ。」といったでしょう。

革命と名の付くもので、暴力を全面に出してきて 多くの人を殺し、自分の言い分を通して、結局、最終的に恐怖政治が、生まれてくるものは、これはもう革命の正反対のものだ。革命というのは『自由の創設』でなければならないのだということで、アメリカ独立革命を非常に賞賛しているわけです。

このように 解説されたあとで 大川隆法総裁は 中国の革命の本質を見抜けなかった日本のマスコミや丸山眞男を批判しています。

旧ソ連も 中国も 「自由の創設」とは程遠い世界です。ロシアや中国で起きた「革命」というのは 血で血で洗う世界を生み出した

テロ

であって 革命の名に値しないのだと アレントも 大川隆法総裁も考えられているだと思いました。

この『自由の創設』という言葉 これを覚えておいて欲しいのです。

この政治思想が幸福実現党に 流れている基本的な理念だと私は考えています。

この著作から 考えたことを また次に書いてみたいと思います。





  




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