かかりつけの美容師さんの話
昨日、行きつけの美容師さんで髪を切ってきたのですが、そこにかかりつけの美容師さんがいましてちょっと思い出した話を。
私には毎回この人という専属みたいな美容師さんがいます。というのもまぁ、私がカット中めちゃくちゃ喋る。喋って喋って喋って喋って喋くり倒す。
なので店側も喋りには喋りの精鋭を、オタクにはオタクをぶつける形で選んできたのがやるみ係こと、オタちゃん(仮名)でした。
私が言うのもなんですが、この子もまぁよく喋る。そしてかなりのオタクなのもあり、私ととっても話が合う。
マシンガンみたいなヲタトークを応酬し、すごい時は頭の中の勇者パーティーとミルドラースを戦わせたりもしていました。
そんな仲良しの2人ですが、関係に転機が起きます。ご存知の方も多いかと思いますが、6年ほど前から私が声が出なくなってしまい言葉を話せなくなりました。
声が出なくなってから2年ほどほぼ引きこもりの生活で髪にも頓着しなくなってたのもあり、オタちゃんのお店ともかなり長い間ご無沙汰してました。
しかし、3年目には声が出ないことに少しづつ心の中で折り合いをつけ、伸び放題だった髪もバッサリ切ってさっぱりしよう!となり、まだいるかなと思って母親に美容室に連絡を取ってもらうとオタちゃんまだ働いており事情も話して髪を切ってもらうことに!
そして当日、会うのも久々で少しぎこちない感じを予想してたら今まで通りに明るく迎えて髪を切ってくれるオタちゃん。
会話も私は聞くだけですがうんうん頷きながら聞いてたんです。
するとオタちゃんがいきなり話すのをやめて私に謝ったあとにわんわん泣き始めました。
やるちゃんが話さない!話せなくなった!って泣くオタちゃんともらい泣きでうぇんうぇん泣く私。
結局ちょっとしたら泣き止んでプロらしく髪もきれいにしてくれてお礼を書いてまた来るねと手を振りながら帰りました。
そんなオタちゃんですが、今でもお店にいて店長さんみたいなポジションのようで忙しそうにしてます。
でも私が行くって言うと予定空けてくれて髪を切りつつ、どこで覚えたのか謎の読唇術で口パクから言ってることを察してまた笑うようになりました♪
頻繁には行かないけど、私の数少ないお出かけの楽しみになってます!
次行く時はどんな話を持っていこうかな。
おしまい!
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