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主婦、主婦じゃなくなる。②

一泊二日、家族がいない。

38人目さんにamazonの配達員として変装してもらい、うちに来てもらった。


私の家をめずらしそうに色々観察する。
広いね、と。

家に男の人を呼んだのは2人目だ。

私の作った薄味オムライス、美味しそうに食べてくれた。

今日来た目的はエッチではなく、彼の展示の準備作業をする事だった。彼はかなり忙しい中無理くり来てくれたのだ。

彼はパソコン作業を、私は額装に使うマットを切る作業をする。

彼はおしゃべりだ。

作業の手をところどころ止めながら、ブルボンのお菓子だったら誰と結婚したいか話をした。
私はいつも彼とのやり取りで笑っちゃう。

他にもたくさんたくさん話をした。

彼とは会話も楽しいし、黙っていても,沈黙が苦じゃなかった。

そしてこんなに作業したり集中したのは久しぶりだった。

疲れたけど、嫌じゃない疲れ。

深夜3時。
ひと通り作業の目処が立ってから、忙しいからエッチをするのは無理でも私のオナニーを手伝って欲しいとお願いし、胸を触ってもらって電マでオナニーする。

私は抱きしめてもらうだけで幸せだった。

彼は多分前日もまともに寝てないせいか目が眠そうだった。

もうすぐ始発の時間だ。ご近所さんの目があるので、闇に紛れて帰った方がいい、と彼を起こす目的もあって一緒にお風呂にはいる。

一緒にお風呂に入ってる時抱きしめ合いながら彼に好きだと初めて伝えた。

やはり、こういう事いうと困るのかもしれない。曖昧にしとくから、良い関係もある。

でも私は彼になついていた。好きだ。
彼がいないと困る。


ずっとほっぺたを,すり合わせてた。ほっぺた、気持ちいい。


簡単な朝ごはんを食べてから、タクシーで駅まで送る。

早朝5:30。
タクシーから見た車窓は、
まだ陽が出てなくて夜みたいだった。

展示の準備頑張ってね、と何度もタッチしながら彼を見送った。

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