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ティンダー21人目①/漫画編集者

独身。埼玉に住んでる。東京住みの私には遠い。漫画の編集をしている男。
どちらかというとかっこいい部類に入る。


体の関係に至るまでに、随分と工程の多い回だった。
まずTバックを用意すること。
これは彼の好み。

そしてスラムダンクを観に行くという設定で私は外出するので、マンガと映画のレビューを叩き込んで、自分は完璧にスラムダンクを見たと自分も錯覚させないといけない。入場者特典のコースターはメルカリで買った。これも盛大な前戯だ。

渋谷A0出口で待ってると、ティンダー写真はだいぶ盛られてた男の人(でも自分が今年一番好きになった人)がきた。昨日お酒を飲んだらしくて目がパンパンになっていた。頭はボサボサで小汚い感じ。

占い師が言ってた、優良物件です、というのと、一度は私にみんな夢中になる。でも段々と飽きる、という言葉が時々よぎる。

行こうと目星をつけてたホテルは全ての部屋が満室だったので、その隣の綺麗そうなホテルに入った。あまりにもビジネスホテル感が強くて、ここはラブホじゃない?
まずはコンドームを探すところからスタートだった。

男の人(なんて呼んだら良いかわからない)は終始にこにこしていて、よくハグをしてくれた。ハグは濡れたバスタオルみたいに重量感があった。あちこちはむはむと食べたり舐めたりして、おでこも食べられた。思わず笑ってしまう。

何時に寝てるの?

そうだよね、いつも遅くまでLINEしちゃってた。まだLINEの相手と目の前の相手が一致しない。ハグの度にウィスキーと香水が混じった香りがして、なんて香水なんだろうかとあとで聞こうと思ったけど、聞き忘れた。

どこかというか顔?が前にマッチしたタロウさんに似てて思い出してしまってつらかった。
やはりこの人もモテるのだろうか。
私に飽きるのだろうか。

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