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ティンダー43人目/最年少大学生
大学生。20歳ちょっと。
ほおにニキビがあって、若いなという感じだった。
そりゃそうだ、ほんの数年前まで高校生だったのだから。
彼はティンダーであった面白エピソードがたくさんあるとのことで、面白そうと思ってやり取り始めたのがきっかけだった。
例のごとく私はnoteを読ませた。
彼は私のnoteをよく読んでくれて、私を分かろうとしてくれてるし、心を開いていけそうな関係になれそうと思って会った。
しかし結果としてフラれた。ラインをブロックされた。
ホテルで話をし、前戯が終わり、いざ入れる瞬間寸前に、無理です、ごめんなさいといわれた。
なんだ、それ。
私に子供がいること、旦那さんがいることすべて色々考えちゃってウワーッとなったらしい。
私はなにか、バイキンか。
「これってヤリモクと一緒じゃないですか」
彼は顔を覆った。
順序を間違えた、と言った。
どこかで聞いたセリフ。スプーンさんも同じ事を言った。
彼らがきっとまともなんだ。
私はまともじゃない。
彼は乱暴にドアを開け閉めし、シャワーを浴び終えると、私だけ残してホテルを去った。
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