Day5】愛犬共生住宅時代の幕開け #5
#4の続き記事です 。
併せてお読み頂けましたらと思います。
10.「 犬の平均寿命 」
犬全体の平均寿命は統計で14.3歳(ペットフード協会2018年調査)となりますが、小型犬より大型犬の方が寿命が短く、ウェルシュ・コーギーは13.3歳となり、アロマはそれでも平均寿命よりは、少しだけでも長生きできたとご夫婦は仰られていました。
(ちなみにボクの家族のミニチュアダックスはトイプードルと同じ14.7歳となります。
犬種的には、イタリアングレーハウンド通称イタグレが15.1歳で平均寿命としては1番長くなっていますが、ギネス記録に認定されている最高齢の犬は、オーストラリアン・キャトルドッグのブルーイーで、1931年に29歳5ヵ月で生涯を閉じたそうです)
ただ、平均寿命は別として最近は20歳になる小型犬もたくさん出てきています。
住環境とフードと医療と愛情の向上があるからです。
11.「 ペットロス対策の一つとして 」
2年前、ずっと犬を飼い続けている妻の実家のパク(ミニチュアダックス)がなくなりました。
お義父さんは若くなくなられ、実家は同居の息子とパクとお義母さんの3人暮らしでしたが、息子は仕事等でほとんど家にいなかったため、お義母さんは家では犬が心の拠り所だったはずです。また生活の一部だったと思います。
その犬がなくなり、お義母さんは市営の火葬場に亡き骸を持っていき、職員さんに引き渡した後さっさと帰ってしまわれました。
居合わせたボクは淡白だなぁと思いましたが、心配になった妻が夜に実家に行くと、電気も点いていない暗闇の中でお義母さんが1人で泣いていたという事です。
明るいお義母さんではありますが、60代も半ばになりダックスの前からレトリバー等ずっと犬と暮らしていたお義母さんからすれば、ボクたち夫婦が犬がいない暮らしはもう考えられない様に、このままでは急に老け込んでしまうのではと思い、同居の息子である義理の弟(当時ボクの会社に勤めていました)と妻と相談し合い、同じく犬好きであるその義理の弟が自分の犬を飼うという事(設定)で、その弟が好きなミニチュアピンシャーを新たに飼う事にしました。
ダックスがなくなってから早1ヵ月半後に家に来た新しい家族に、お義母さんは早すぎるやろと言いながらも、家中を激しく動き回るピンシャーを捕まえると嬉しそうに抱きしめました。
今では息子ではなくお義母さんが主人の様になっています。
ペットロスの対応は様々かと思います。
確かボクの記憶では坂上忍さんが仰られたと思いますが、忘れられない言葉があります。
「ペットロスにかかる人ほど次の犬を飼って欲しい。ペットロスにかかるという人は、それだけ犬を大切にする人だと思います。そういう人のもとに暮らせる犬は幸せなはずです。」
その言葉を思い出し、お義母さんは次の犬を飼うべきだ、ただ自分では決心できないだろうと思いそうしました。
アロマちゃんのご夫婦にも、その時のエピソードを話しましたが、アロマちゃんが可愛すぎたので今は次の犬は考えられないと仰られていました。
当然の事だと思います。
ただ、もし犬を託される状況であればわからないです、とも仰られました。
それはアロマちゃんが夫婦に与えた、犬を飼う事の素晴らしさであると言えるかと思います。
アロマちゃん、ありがとう。
スコッチにもどうか宜しくね。。
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