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Day4】愛犬共生住宅時代の幕開け #4

7.「 レインボーブリッジ 」

愛犬が虹の橋を渡る。

犬を飼っている人にはいつか訪れる瞬間。
本当に考えたくもないですが、犬も生き物である以上、その時は必ず訪れます。

アロマちゃん、虹の向こうでも元気でね。

ボクの会社前にある服部緑地公園へ続く通りを盛り上げるためにハズカムストリートという会を立ち上げられたご夫婦。
そのご夫婦の大切な娘犬が、7/17に虹の橋を渡りました。 アロマちゃん(ウェルシュ・コーギー )  13歳8ヶ月。

お子さんがおられず、アロマちゃんはまさにご夫婦の家族であり、子供であり、また看板犬として、運営されているメガネ店に毎日一緒に出勤し、ボクも含め地域の方に可愛がられていました。
おとなしく本当に可愛い子でした。

知ったのは昨夜のFBによってですが、先日もいつもと変わらず散歩をされていたのを見たので、思わず隣にいた妻がビクっとするほど大きな声で「えーっ」と叫んでしまいました。

そして今日、お花を持ってお店にお伺いしました。
ご夫婦ともおられ、店内は一見何も変化がないように見えましたが、カウンターまで行くといつもいた場所にアロマちゃんの姿がなく、むしろその風景の変化に戸惑いを覚えました。

いつもこのカウンターでお客様を静かに迎えていた。
ボクがいつも頭を撫でていた場所。

先日普通に散歩をしている姿を見かけたのはやはり見間違いではなく、なくなる10日前の七夕7/7までは何の前触れもなく、その日に胸水の症状が突然出てからわずか10日の出来事という事でした。

最後は動物病院の順番を車の中で待っているときに、たまたま夫婦が前を見ていると後部座席でキュンと声がしてそれが最期でした。
ご主人曰く、自分たちが見ていたらおそらく頑張ろうとしてもう少しその瞬間が先に延びたかもしれない。でもそれが1日2日延びたところで、苦しい姿をそれ以上見ているのが辛かったのでそれで良かった、アロマも苦しかったはず。
アロマがいなくなること自体が寂しいのであって、それが今回だろうが来年だろうが寂しさは同じだと言われました。

8.「 お別れの意思 」

ただ、実はその前日7/16がご主人の誕生日で、アロマは自分の誕生日まで頑張ってくれたんだと、そういう子だったと。

ボクも絶対そうだった、誕生日をちゃんと待っていたんだと思います。

スコッチの写真と位牌。今でも毎朝毎晩、水を換えて写真を撫でる。

ボクは11年前に7年一緒にいたスコッチという保護フェレットとお別れをしました。
毎日仕事が忙しい中で、前日まで何もなく元気だったのに、その日に限ってめったにない高熱が出て仕事を休む事になりました。
そしてその日、ボクの枕元でスコッチがボクの目を見てくるのでボクも見つめ返し1分ほどでしょうか、しばらく見つめ合っていました。
そしてボクが10分ほど眠りに落ちて目を覚ますとスコッチはなくなっていました。
次の日、奇しくもアロマちゃんと同じペット葬儀屋さんで火葬をして貰いましたが、その日には熱などありませんでした。
ボクは今でもスコッチが最後のお別れを伝えるために、ボクに熱を出させて仕事を休ませたんだと思っています。

きっとアロマちゃん、スコッチも、家族に対して自分たちなりに、お別れの日を決めたのだと思います。

9.「 総合ペットセレモニー豊中会館での救いの言葉 」

INUNAVI(いぬなび)2021年調査

ただ、愛犬をなくした人の実に9割がペットロスに陥る様に、それは対象がフェレットであっても変わらず、ボクもスコッチがなくなったときには、何も行動が起こせず泣く事しかできず、妻が気丈に葬儀屋さんを予約し花を買って、車を運転し、抱える様にしてフラフラのボクとスコッチを連れて行ってくれました。

総合ペットセレモニー豊中会館という火葬場を兼ねた葬儀場で、アロマちゃんが火葬室に入る寸前に、ご主人は大声を上げて泣いたと言われていました。いつも冷静で物静かなご主人が大声を上げて泣いている姿など想像ができません。
ただその時、セレモニーの人から「どうか、いってらっしゃい、と言ってあげてください」と言われて、そうか、いってらっしゃいか、と少し気持ちが楽になったとご主人は言われました。
ボクは妻と2人で泣きながら火葬の後にスコッチのお骨を拾っていると、セレモニーの人が「池田さん、ごめんねごめんね、と思っていませんか、違いますよ、この子は幸せでした、池田さんご夫婦がそうやって泣いておられるのが証拠です。だからごめんなさいと言うのはもうやめて、ありがとう、と言ってあげてください。スコッチちゃんもそれを望んでいるはずです」と言ってくれた事で心が救われました。

その時の事を思い出すと、今でも涙が出ますが(泣きながら書いています。。)、同じ様にアロマちゃんのご夫婦も、同じセレモニーで言葉は違えどかけられた言葉で救われた事に共感を覚え、その話をした時、ご夫婦と3人で涙を流しました。

総合ペットセレモニー豊中会館
https://www.anicom-osoushiki.com/cemeteries/73


次回は「この続き」を。。

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