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Day10】機会(チャンス)は2度も扉を叩かない。 

何十回も側を通って予想していた広さの何倍も広かった。 

1.100回の想像より1回の体験

昨日、初めて家の近くにある服部緑地公園のプールに家族と行きました。
近くに引越してからすぐにコロナ禍で3年間閉業しており、初めて中に入りました。
会社が近くにあり、このプールの側道を何度も車で通り、その際フェンス近くの流れるプールは見えましたが、その奥は見えなかったため、そんなに大きなプールではないんだろうとずっと思っていました。

地元人の妻や社員さんから、あそこのプールは良いですよと言われていましたが、自分が車で通りがかりに見る限り、その流れるプールがメインで所詮は公園内にあるプールだと思いこみ、コロナで閉まっているという事もありますが、車で遠出をして違うプールへ行っていました。
ところが昨日中へ入ってみると、車で見えなかっただけで流れるプールはほんの一部で、その奥に入ってみなければ解らないほどの奥行きがあり、プール会場の入口前だけでなく中に大きな売店が別の場所に3カ所もあるなど、逆に去年行った大きいと思っていた2つのプールよりも広かったのです。

他の事にも通じますが、周りから見て中身を知らず、自分の想像でこんなもんだろうと思っていたものが実際に中に入るとこんなにスゴかったんだと予想裏切られる事があります。(もちろん逆もあり期待していたけどこんなものかと落ち込む事もあります)

2.物事が上手くいかない人ほど「自分の物差し」で判断している。

例えばボクが学んでいる経営実践研究会という会があります。
経営者や人間啓発で参加できる会は世の中にはたくさんあります。僕も過去に色々とお誘いを頂きました。
その中に経営実践研究会もありましたが、勝手に中身を想像し、いろいろ誘われてる他の会と同様に自分には必要ないと思い、入会を半年ほど断っていました。
しかし、自分が世の中のためと思って動いているはずの、犬を通した社会課題の解決に向けた事業がさっぱり進まず悩んでいる時に、ボクがリスペクトしている株式会社夢峰(ムーブ)の内藤社長がその会に入っている事を知り、僕も入る決意をしました。
ところが、その会は自己啓発ではなく、本業を社会課題解決型に変革していく事で本当の意味で世の中に対し必要な会社とされていく、そしてその存在意義をもって社会から支持され会社を存続していく。という志を作っていく人たちの集まりという事で、まさにボクが求めていた会であり場所であり人たちでした。

入ったからこそ知り得た結果で、今ではボクと会社の重要な道しるべになっています。
自分の想像だけで判断する事自体がいかに誤りかを改めて知る事になりました。

3.「やった事がないから、やってみる」の大切さ。

だからといって全ての物事に入り込むのは難しい事ではありますが、知っておかねばならないのは、自分の物差しや想像は常に自分の過去の経験値によってのみ作られている訳で、自分が経験していない世界においてはほとんど予測を裏切られる事の方が多いという事実。

「 やったことがないから、やらない。」
「 やったことがないから、やってみる。」

前者も後者も理由が同じですが、結果に対して前者は負から、後者は正の考えや感情から芽生えます。

ただ、前者の結果は×のみ。
後者は×かも知れないが○もある。
しかも後者の×は前者の×とはその質とその後における影響が全く違います。

やはりここでもまずはやってみる(入ってみる)ことが大切だという事になります。

4.機会(チャンス)は2度も扉を叩かない。

「その瞬間」はこんなものではなかった!
またやって、には意味がない。

子供用プールの一角に水が落ちてくる場所があり、子供がその下で滝行のようなポーズをし始めました。
その時子供の、行者が懸命に滝に打たれているかのような表情に鼻の下からつららか鼻水のように2本の水流が渦を巻いて落ち、それは迫力ある、また面白い絵になりました。
そして、それまでは子供の写真を撮るために携帯を持っていたのですが、何枚か撮ったからと携帯をテントに置いてきた直後に「その瞬間」がきました。

携帯を置いてこなければよかったと思いながら、近くにあるテントに携帯を取りに行き、もう一度子供に同じようにやってもらいましたが、自然にできた先程のようなクオリティーには全くなりませんでした。
むしろ作り物の何でもない写真になってしまいました。。
(親バカ的には可愛くて良いですが)

気を抜いているとチャンスをものにできず、そしてそのチャンスは二度と訪れない。

日常のなんでもない時間にも、いろいろな気付きが潜んでいる事をプールに浸かりながら考え込んでいました。

その後、次はチャンスを逃すまいと携帯を防水ケースに入れて持ち歩いていましたが、その逸した瞬間のような出来事はとうとう起こりませんでした。

人生におけるチャンスもいつ訪れるかわからない、気を抜いているとそれがチャンスとも気付かない。
そして、同じチャンスは二度と訪れない。

ずっと携帯を構える事はできませんが、せめてそのチャンスに応えられるよう携帯を持ち歩く、出せるようにしておく。
日頃においてもそういう心の状態にせねば、人生におけるチャンスが来たときに、そのチャンスを逃してしまう事になりかねないと思う次第です。

機会が二度も扉を叩くとは思うな。
セバスチャン・ロッシュ・シャンフォール

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