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自分styleの歩き方-work as life 始まりはドルコスト平均法

ドルコスト平均法

 ドルコスト平均法は、(Dollar Cost   Averaging:DCA)ある一定の銘柄に対して一定の金額を一定の時間の間隔を空けて長期に渡って投資する方法です。

メリット

市場のタイミングのリスク回避
 市場、相場のタイミングを計る必要がなく投資家は感情に左右さるずに投資を続けることができます。とりわけ、市場が不安定なとき、ボラティリティが高いときに効果的です。

平均購入価格の低減
 市場価格が変動する中で、定期的に一定金額を投資することで、購入価格を平準化する効果があります。市場が高い価格のときには、同じ金額ですので、購入する株数、口数は少なく、逆に市場の価格が低いときには、多く購入できます。

心理的な負担の軽減
 一度に多く金額を投資する場合、いつも市場の動向が気になり、市場が下落したときストレスを感じ、投げ売りにつながってしまう可能性があります。一回の投資の金額が少ないのでまとまった金額を投資したときよりもストレスは少なくてすみます。

簡便性と継続性
 自動的に投資が行われる仕組みを設定することで、投資を継続しやすくなります。これにより長期的な資産形成がしやすくなります。

デメリット

大きな利益を逃す可能性
 市場が一貫して上昇傾向にある場合、まとまった金額を投資した方が大きく利益を得られます。
しかし、DCAの場合は一定金額を投資しているので一時的な相場での利益はそれほど期待できません。

手数料の増加
 DCAの投資の場合、初心者だとノーロード、つまり手数料の不要なインデックスファンドがおすすめですが、慣れてくれば手数料を払ってでも利益の可能性の高いアクティブファンドの方が機会損失を防ぐことができます。

実戦篇

 例えば、1株100円の株を毎月積み立てるとします。4月に1株100で買います。5月になってその株が半分の50円に下落したとします。
4月に買った株式は、50円の損失になりますが、売らずにまた新たに100円で買います。1株50円なので2株買えます。つまり、手元には3株で150円分が残ります。

 6月には1株200円に上昇したら、手元の3株は4倍の600円になります。短期的には随分と利益が出ました。更に6月にも買います。100円で買うので、計算上0.5株になります。つまり3.5株で700円が手元に残ります。7月に再び1株100円に下落したら、手持ちは、3.5株で350円になります。また7月に1株100円を買うと手元に450円残ります。普通預金だと単純に400円になります。

長期投資に向いているドルコスト平均法

 ここでは株価が上がれば少ない株数を買って、下がれば株数を多く買えることで損失を抑えて一定の利益を出すことも可能です。
長期間DCAで投資すると、たとへ最高値で買ってその後、下落したままでも、ある程度ボラティリティがあれば、その後、最高値に戻らなくても、利益は確保できます。DCAは、あくまでも基本的な投資の方法なので少しずつ慣れれば効率的な投資に変えてみるのも選択肢になり得ます。また、経済的にインフレの状況になると投資は、もはや必要不可欠と言えるでしょう。


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