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仕事ができない自分に仕事がてきない部下がいた話 後編


前回までのあらすじ

仕事がてきないと悩みもがいていた主人公は踠きながらも仕事の基礎を覚え、評価されるようになっていた。社会人3年目となり突如として着いた部下は仕事ができない問題児であった…?

仕事は覚えてからがスタート

前編では時系列で私(主人公)のことをつらつらと書かせていただきましたが、匿名とはいえ後輩のよくないところをつらつら書くのは憚られるので詳しいことは伏せて書いていこうと思います。

私は5年の社会人経験を経て、発狂するくらいこの人とは働きたくねぇと思う人達が数名いらっしゃいまして、その人たちと後輩の共通点こそが、仕事ができない人たちの特徴であると考えています。

もしかしたら社会人1年目で、私のように自分は仕事ができない。と嘆いている方がいましたらご安心ください。この記事に辿り着いている時点であなたには十分社会人としてやっていける素質があります。

まず大前提として社会人1年目は仕事ができなくて当たり前だと思います。これは学歴も関係なく東大だろうが、早慶だろうが大差ないと感じています。ゲームでいうとレベルがまだ1です。たまに10くらいで入ってくる人もいますが大半はレベル1なんです。それよりも重要なのはレベルを上げるスピード(経験値量)だったり方向性(向き不向き)だったりするのです。

なので1年目は(精神的に)死なずに着いてこれればOKです。仕事を覚えてからが本番になります。

仕事ができない人の特徴

1.やる気がない

仕事ができない人に共通すること第1位といっても過言ではないぐらいにこれにつきます。

前述したゲームの話に戻りますが、入社したての社員は学歴関係なく基本的にレベルは1です。ただ2年目になる頃にはここに差が生まれます。早い人はレベル10に、ゆっくりな人はレベル5といったイメージです。

これは配属先の業務内容や育成担当の上司の育成方針にも左右されますがおまけみたいなもんです。何より本人がキャリアアップのためにレベルを上げたいと思っているかが重要になります。

そして経験値は業務の難易度×試行回数で得られます。

やる気がある人は配属時点で経営に直接絡むような部署に配属されたり、上司や先輩からこいつに仕事を任せてみてもいいかもと思わせてくれます。要は難易度の高い仕事を得やすいのです。

私も配属当初はチームで1番仕事ができないのは自分だと思ってたので、バイトでもできるような所謂雑用仕事を率先してやるようにしていました。業務難易度は低いですが、きっちりやり切る姿勢を周りに見せることで信頼を徐々に勝ち取ることができます。それを繰り返すことでチャレンジングな仕事を任せてもらうことが多くなりました。

そして何より試行回数を回すスピードです。初めての仕事に失敗は付きものです。大事なのは次うまくするために何が必要かを考え実践すること。PDCAを回すことです。どんだけ要領が高学歴より劣っていてもやる気があれば回す回数でカバーすることは容易です。

ですので、逆にやる気がない人は仕事を受け身で捉えているので、業務難易度は上司の匙加減になります。加えてPDCAについてもPlanの作成がそもそもできません。簡単なタスクであればPlanをすっ飛ばしてDoですがやっぱりやる気のある人と比べると遅かったりしたが悪かったりします。

やる気のないが一過性のものであればまだ良いですが長年染み付いてしまうとお荷物社員の出来上がりです。出来上がってしまったら人目につかないように窓際に寄せておきましょう。。

2.頑固

二つ目は頑固です。素直じゃないんです。プライドが高いんです。ここは面接でも間抜けそうなものなのでぜひとも人事部の皆さんは取らないようにいただければと思います。

で頑固者がなぜ仕事ができないか。ですが結局は前述したPDCAに絡んできます。じゃあどこに影響するか?Checkに影響します。もし内省の達人なのであれば自己分析をして自力でCheckすることは理論上可能です。しかし、業務においては長年培ってきた経験やノウハウを持った人たちがたくさんいますよね。近いとこだと先輩がそれに当たります。

頑固者は先輩の指摘を平気で無視します。もしかしたら先輩方の言い方が良くない場合もあるかもしれません。しかし先輩も1人じゃないですよね?それでも自己流を貫いてしまうのが頑固者なんです。当然自己流なので同じミスを繰り返します。先輩は言います。「これ前も言ったよね。」人間おんなじことを何回も言いたくないのでどこかで呆れて指摘を止めるでしょう。

「だってあいつ何言っても無駄だもん。」そうなったら終わりです。誰もあなたのPD"C"Aを手伝ってくれなくなり、成長スピードが格段に落ちます。なので頑固者は仕事ができない方が多い印象です。実際に周りの仕事ができない人達は全員素直さや融通の効かない頑固者です。

3.自己肯定感が高い

最後は自己肯定感が高い。です。え?全然良くない?と思った方、あってます。これは単体だけであれば素晴らしい能力ですし、自分も欲しい能力です。ただ時としてマイナスに働く場合があります。

そうそれが、1.やるきがない 2.頑固者と揃ってしまった時です。前述した頑固者であってもやる気があるタイプであれば、頑張る方向性のずれはあれど自信でPD"C"Aを回すことができるはずです。
しかし、自己肯定感がなまじ高いと自分でCheckすらしないのです。だっておれ間違ってないし。

最悪のシナリオ

これら3つが揃うとどうなってしまうか?
最初は上司や先輩が簡単なタスクを依頼します。

でもやる気がないので放置したり、質が悪いものを時間がかけて作ります。

見かねた先輩はアドバイスをします。その場では「わかりました」と言うかもしれませんが中身は頑固で自己肯定感が高いので、「直す必要ないっしょ」となり同じミスをします。

でも当の本人はミスとは思ってないので修正しません。先輩は同じ指摘をしますが、これが繰り返されると呆れて何も言わなくなります。

それも繰り返すと誰もアドバイスしてくれなくなります。でも自己肯定感は高いので指摘されないおれイケてる状態になります。でも裏では上司陣も惨状を把握をしているので仕事を降らなくなります。

これが数年続くと窓際社員の出来上がりです。
JTCに蔓延る窓際社員は仕事はしないのに給料はきっちりもらってます。やる気のある周りの社員からはどう見えるでしょう?なんでおれより仕事してないあいつの方が給料が上なんだ、、こんな会社辞めてやる。と

しかし、日本の現状は終身雇用ですよね。雇ったら面倒見ないといけないんです。自分が経営者なら恐ろしいですよね。なので1番はそんなひとを見抜き入社させないということなんだと思います。

さっき仕事ができないと思ってこの記事に辿り着いた方は心配しないでくださいと言ったのも、仕事ができないひとたちは自身が仕事ができない人である自覚がまったくないので、絶位調べたりしてません。笑

なので、仕事ができないと悩み、どうやったらその現状を解決できるかを考えている時点であなたのPDCAは回っています。人の成長スピードはそれぞれです。がんがん回して社長になって窓際社員を一掃しましょう!

悩んでいる若手社員の荷が少しでも軽くなればと思います。


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