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【6/22札幌】episode0【前編】

ネタバレを含む書き散らしです。
また、X(旧Twitter)形式の140字に慣れた文章のため読みづらいです。平仄も合ってません。
記憶違いを多分に含んでいると思われます。
併せてご注意ください。


全体観について

・「今、それをやる?」の連続。「3人では歌割りに苦労するだろう」「曲が抱えた歴史が現状を拒絶するだろう」と懸念しもう二度と聴けないと覚悟を決めた曲や、近年めっきり見かけなくなりメンバーが思い出として宝箱にしまったものと認識していた曲たちが華麗に蘇り、真夏(6月は一般に初夏だが、真駒内会場は冷房設備がないため東京の真夏を凌駕する真夏の様相を呈していた)のお盆を錯覚させた
・ファン(と呼ばれる層も一枚岩ではないことに留保がいるが)が再び見たいと思ったものを見せてくれていたように感じる。ドームではメドレーやネタでアレンジしてファンの需要を救済してくれていたが、本公演はドームと同様の救済方法に加えて真正面から需要に応えた曲がセトリ入りしており、古参のファンが嬉しい内容になっていたと思われる。私は新参のため感動を100%は味わえなかったものの大いに満足した
・Tokyo Hipsterが見たい、HIKARIが見たい、と近年のセトリ落ち曲を待ち望んでいた浅はかな自分を恥じるくらいに「ファンが見たいもの」を見せようとしているのを感じた。Tokyo HipsterとHIKARIが見たい気持ちに嘘はないし、なんなら○△□もシャンアベもDREAMLANDも恋するエブリデイも見たいけど、今回は「再演してほしい」の方向の希望を叶えてくれた感がある。
・衣装はとにかく全部が良かった。アイドルのキラキラ衣装と彼らが持つ品の良さ、近年探っている新しい音楽ジャンルに合わせた雰囲気を上手に取り入れた衣装でソロ曲含めて全部当たりだったと思う。OPと佐藤勝利さんソロ衣装が特に良かったので後述する。
・SexyZone時代とは打って変わってシンプルな舞台セット。2段に分かれたメインステージは正面に大きなパズル型のモニター、上手・下手に中規模のパズル型モニターがあるだけで、こSexyZoneが好んで用いた一義的な(特定の物質を模した)構造物はない。
・メンステ1階部分は事務所お馴染みのムビステ。ムビステ不在時に迫り上がる用の通常の床も備えられていた。縁が光るのはおっちょこちょいtimelesz向け転落防止措置か(最高)
・ムビステしかり、2回だけ(多分)使用された1人乗りトロッコ(速い)しかり、人員減少に対するアプローチが聡くん休養〜マリウス卒業と異なるように感じた
・これまでは、人員が減る分メンバーが会場を走り回って汗を流して、距離的にも心理的にも近くに行くことで寂しさを感じさせないようにしていたように見受けられる。他方、今ツアーは、ムビステ導入により会場内を移動する時間を減らしてパフォーマンスを披露する時間に充て、余計な思考に囚われる隙を与えないよう構成されていたと感じた
・歳を重ね環境が変化することにより変わらざるを得ない局面に立った3人が考える、理想と現実を上手に混ぜ込んだツアーだった
・余談だが、開演前にtimeleszコールが起こっていた。「time・lesz・👏・👏」の4拍子1セットだったが翌日以降どうなっていたかは不明。

開幕〜MCまで

・Overture

アイドルのマネージャーとして名刺(ビラやデモ音源)を配り歩く3人からスタート。
3人の個性を活かし個々に名刺を配る状況が現実のtimeleszの彼らとリンクする仕様。YouTubeや特撮のような既存プラットフォームからアイドル現場に引き込む菊池、王道のビラ配りから善業に挟む宣伝、自らの身体能力を活かした大胆な宣伝を繰り広げる佐藤、デモ音源を床に散乱させ、拾い集める最中に足蹴にされても再起する松島。
集まったラーメン屋の屋台で頼んだラーメンを完食できないまま用事に追われて駆け出す3人のスローモーション映像から1曲目が始まる。
勝利担としては、綺麗なフォームで走る勝利くんと、出されたラーメンを諦めきれず終始ラーメンが気がかりな屋台勝利くんが見どころ。

・RUN

「スローモーション映像からRUNが始まるのが面白いよね」とは風磨くんの言だが、オタクはそれどころではなかった。
キラーフレーズを元メンバーである中島が担っていたため、歌番組ならともかくツアーでは当分披露しないと思っていたRUNが1曲目にやってきたことの衝撃たるや。真駒内が驚きで揺れていた。
「timeleszにとっての初日」に対する期待感と緊張感が漂っていた会場を一瞬で驚愕に染め替えたのが意図的なのかは分からないが、曲が持つ力と彼らの気迫、衣装の良さ、これまでのSexyZoneにない機構への興味で少なくとも不安感は消え去ってあとは純粋に楽しめば良いだけだと感覚で思える開幕だった。
衝撃のあまり歌割の記憶は飛んだが、6/1放送のwith MUSICで物議を醸した「何かを 信じた」は会場を盛り上げる煽り文句に変わっていた。
そして最後の胸に当てた拳は全員が前方に突き出していた。これはwith MUSICと同じで今後もそうなのだと思われる。

衣装は上下白のスーツに白のYシャツ。
スーツには黒い墨っぽい筆致のリボンがアクセントに置かれ、背中の腰あたりにはそれぞれ花弁が5枚の花が描かれていた。
描かれたリボンはジャケットの襟の縁、袖、見頃と大きな輪っかを作るに伸びており、リボンの輪っかの始点と終点を示唆するように両袖口の手の甲側には蝶々結びされた黒いリボン(実体)が取り付けられていた。
また、パンツにもジャケット同様に大きな輪っかを作るように黒いリボンが描かれていたが、パンツには蝶々結びのリボンはなかった。
ジャケットとパンツそれぞれに大きな輪っかを描いていたリボンだが、これらを組み合わせてさらに大きなひと繋ぎの輪っかがぼんやり見えてくるような作りにもなっていて、timeleszの言う「timeleszとは、現在と未来を示すのではなく、現在と過去をも示すのだ」を視覚的に表しているかのようだった。
昨年までの高度にオシャレな雰囲気から一転して、素人にもひと目でわかる品の良さとキャッチーな可愛さ、衣装に込められた意味にtimeleszからの優しさを感じた。
そして踊りに合わせてヒラヒラと動く両袖のリボンが大変可愛いのでこの衣装でカウコンに出てほしい。

・Trust Me, Trust You

今その曲?!第二弾。
「Baby trust me like I trust you」が一際刺さった。
メンバーが2人1組になって顔を合わせる振り付けが3人が円の中心に向かう振り付けに変わっていた。

・人生遊戯

EP収録曲だしWE ARE!でもやっていたから曲自体への驚きこそないものの、序盤での披露とWE ARE!からの仕上がりの変化には驚いた。
ここまで3曲連続SG曲、後期SexyZoneを燃やし尽くしてtimeleszへ移行する作りなのかなとぼんやり思い始める

・Forever Gold

眩い白い照明を背にリフターで頭上に浮いた(浮いてはない)勝利くんは神の使いかと思った。
真駒内は冷房設備がないので4曲目にしてメンバーもファンも汗だく。勝利くんも平素ではありえない量の汗をかいており、「後光の差す佐藤勝利」という宗教画も真っ青な光景が現実であると教えてくれた。


・sleepless

一生聴けないと思ってた。
主演ドラマのOPだがシングルの表題に選ばれず、表題ではないが故にアルバムに収録されず、1度しか披露されたことがないsleepless。
SexyZoneからtimeleszへの転換がテーマになる本公演において「選ばれなければならない曲」は山ほどあり、私がどれだけsleeplessを好いていてもそれらの曲には敵わないと勝手に思い込んでいた。
でも歌詞を読めば選曲理由は明白なので驚きの後に納得が来た。
勝利くんの「Never Say Goodbye」が聴けたのでこの時点で大満足だった。この後致死量の満足を得て血管切れそうなくらい興奮することになるが。


・IF YOU WANNA DANCE

sleepless終わりに3人ソロのダンスセクションが挟まり、3人がメンステ1階中央に揃ったところでウェルセク版イフワナにあったダンスBGMが流れる。
バッバッバッと鳴るBGMに合わせて明滅する照明で会場のファンは次の曲を確信し悲鳴が上がる。
音源では聡くんが担当していた高音パートはほぼ風磨くんに渡ったが、1ヶ所だけ聡くんご本人が担っていたように思う。記憶違いかもしれないが会場が色めき立ったので多分そう。
担当する声域が大きく変わってしまったイフワナがセトリ入りしたのは、歌割を真っさらにリセットして3分割する試みがあった本公演だからだと思う。ここまで大胆に歌割を動かすことができたのはそれ以外の部分が全く変わった今だからこそで、今まで需要はあったのにセトリ入りしなかった理由は本公演イフワナの歌割で察せるような気がした。
子どもの高い声が響く原曲イフワナから、少し苦しそうにファルセットも交えながらやや掠れた大人の声が沁みるイフワナへ大変貌を遂げていたので会場でぜひ聴いてほしい

・夏のハイドレンジア

RUNもだけど、中島がタイアップを取った曲はもうやらないと思っていたので非常に驚いた。
歌い出しは風磨くんが担い、ABメロはしょりそうが分け合っていた。
歌い出しの「ヒロインなんだ 君は」で勝利くんが口元にマイクを持っていったのでユニゾン?!とびっくりしたが風磨くんソロだった。
リセットされた歌割に頭を切り替えるのはやはり大変なことだなあとしみじみした。

・puzzle

EP収録曲だからやるとは思ったが2人1組の振りが多いのでどうなる?と緊張しながら見た。
「それだけでピースだ」は3人が円形に向かい合い、順番に手を出して円陣を組むように出した手を天にかざす振り付けに変更。

・Black/White

5人のライブ映像が満遍なく流れてからサマパラ映像が挟まり、ソロ曲の予感に各員が心臓をバシバシに叩いて備えていた(多分)。
メンステ中央からバックダンサーを引き連れた勝利くんが登場。ブラホワだとわかった瞬間の会場の熱気はすごかった。私も飛び上がってしまった。生きているうちに生ブラホワを見る機会があるとは思わなかった。
黒地に金のキラキラ装飾を施したジャケットに右手に白手袋、左手は素手の出立ち(左手は黒手袋じゃないんだ…と思ったがダンサーも同様だったのであれが正規の装いだと思われる)。
右肩から左腰にかけてジャケットと似たような素材・装飾のタスキ風の布があり、背中側から流された同種の布と左腰で合わせて留められていた。やんごとなき方が正装でつけてるタスキ(大綬と呼ばれるものらしい)っぽいものを身につけ、気品と気高さを際立たせた勝利くんには傅きたくなる風格があった。
このタスキは間奏で留めが外れて、ジャケットを肩まで脱ぎ白シャツ一枚の姿を勝利くんがこちらに見せつけてくれるので大いに盛り上がりたい。確実にキャーポイントなのに何が起こったのか分からず声も上げられなかったことを反省している。
バラバラになったタスキは肩から真っ直ぐに(左側は見えなかったから違うかも)垂れて衣装を飾り、ターンのたびに腰のくびれあたりからヒラヒラと舞っていて大変美しかった。
おそらくサマパラ当時の振り付けのまま、歌もダンスもオーラもパワーアップしたブラホワ。
自ら帝国劇場の舞台を降り、光一さんに差し伸べられた手を取って再び帝国劇場に舞い戻って3年。帝劇最後の年にブラホワ再演を見ることができたことは人生の行幸の一つだと確かに思った。

・rouge

舞台上手からタンクトップ姿(多分)で現れた風磨くん。rougeのイントロが流れたときの悲鳴もすごかった。
間奏明けに伴奏が途切れ、下手に移動していた風磨くんがマイクを下ろして客席側に歩み寄る。
大きく息を吸って、落ちサビのワンフレーズをアカペラで熱唱する。
ここでは絶対に風磨コールはしないでほしいし、可能なら悲鳴も上げず生声を聞いてほしい。
大きな背中を折り曲げて苦しそうにしながらも生声で歌を届ける姿にまた満足してしまった。

・cry

ムビステ上にオーバーサイズの水色のワイシャツ姿で4人のダンサーとともに現れた聡くん。cryイントロの悲鳴もすごかった。ソロ曲が続くと思っていたのでグループ曲を1人で歌うことへの驚き、選ばれた曲がcryであることへの驚きなどで始まりは正直記憶が飛んでいる。
聡くんのいない4人のSexyZoneでやることとなったツアー、PAGESの再演。
どことなく原曲の4人の歌い方を踏襲したような、原曲パートごとに変わる聡くんの歌声。そんな細かい歌声の変化を1曲の中で、しかも1人で歌うことが想定されていない曲で披露する聡くんの頼もしさたるや。
歌のレッスンに行っている、声域を広げられるよう訓練していると語った聡くんの練習の成果が如実に出ていて、しかもダンスもきっちり踊るので見応えがある。
間奏あたりからモニターにはPAGES当時の映像が流れ、PAGES当時の4人と今の聡くん=5人のSexyZoneによるcryがお出しされたところで会場には鼻を啜る音が響いていた。5人のコラボは映像だけでなく、落ちサビでは音声上もコラボしているので涙で前が見えなくなっても大丈夫だった。
後奏ではPAGESコンで流れていた「4人が並ぶ写真」と「それを撮るもう1人が画角に含まれている写真」が映し出され、それを真正面に見据える聡くんの演出。
この辺りからまた記憶がないが、PAGESで4人が聡くんに贈ったメッセージへの答えがそこにあったことは確実。2020年の復帰当初、聡くんはPAGESを見ていないと言っていた(多分)のでどこでPAGESを見たのかは分からないが、5年越しの答えを、歌割もバランスもなにもかもリセットできる機会に見せてもらえたことが大変有り難かった。

・桃色の絶対領域

何度目かわからない今それやる?!のターン。
今は亡き「シブヤノオト」内の企画から2021年に生まれた曲でファン人気が高かったにも関わらずシブヤノオトの収録で1度披露されて以降陽の目を見ていなかった上、企画を実現させた要因に中島が大きく関与していることからもうセトリ入りしないと思っていた。
メンステでハンドマイクを持った3人が踊っていた以外の記憶がないが、曲前のジャジーなBGMの雰囲気が好きだったこと、キラーフレーズ「桃色に染まる」を決める勝利くんが絶品だったことは覚えている。

ソロ曲が一巡して共通衣装がチェンジ。
timeleszの砂時計を模したロゴのモノグラム衣装。
勝利くんはふまそうより丈短めのジャケットに、同じ記事で作られた神父がカソックの上に着る短いケープ(ペレグリナ?)のようなものが被さったスタイルで、勝利くんの骨格にとても合っているように見えた。この衣装に限らず今ツアーの勝利くんの衣装はジャケットの丈が短め、サイズが大きすぎないものが多かったので全部あたりだ…と思った。
風磨くんはややオーバーサイズの通常丈、聡くんはロングコートで全員上下ともクリーム地に茶色のモノグラム。
「今ツアーは挨拶回り」の通り、衣装にもグループ名が押し出されていてほっこりした。
衣装がグループ名押し押しで可愛いのでこれでカウコン出てほしい。

・Cream

♪Oh〜を歌ってほしそうだったので次回以降は歌いたいと思う。
シングル収録のカップリングはあまりセトリ入りしておらず、初期の人気曲と近年の表題曲がメインで、この縛り方で色んなジャンルができてセトリが一本組めることにSexyZoneの歴史を感じた。

・スキすぎて

やると予め告知されていたものの、いざ来ると驚く。
前回のドームよりも明らかに難易度が上がり、どこがオタクパートなのかわからない状態ながら「声を出していくぞ…!」の気概により一段階暑くなる会場。
体感では「Hey!」のような掛け声が1番声が出ていて、次点がメンバー紹介パートだった。
予習不足と暑すぎる会場、シャイな北海道という土地柄を考慮すればよく声が出ていたと思う。

・MC

(順不同)
MC中一度も下ネタがなかったのが非常に有り難かった。
timeleszは品を大切にしたい、といったことをパンフで勝利くんが言っていたのでノー下ネタMCは勝利くんの当該発言と整合していて非常に良かった。

(☆u∂)初日だからかみんな緊張した顔してたよ
(o´ω`o)肩がこう上がってた(肩をすくめるポーズ)
(☆u∂)僕らも緊張しているように見えたかもしれないけど
↑オタクの緊張がバレてたのちょっと面白かった

ブラホワの話がしたい聡くん VS cryの話がしたい勝利くん、が発生していた。ブラホワの話題を出した聡くんに「それよりcryの話が聞きたいと思うよ」と主張する勝利くん。再度ブラホワの話をした聡くんに軍配が上がる。
未音源化曲だと改めて教えてくれた勝利くんに対するオタクのリアクションがイマイチと感じたのか「なんで円盤化したみたいな空気なの?してないよ!誰か勝手に入れてないよねえ?!」と軽く不満気な勝利くんとても可愛かった。
言い訳をさせてもらえるなら、未音源化曲であることは公知の事実だからそこに驚きはなかったんだよ…2024年の今ブラホワをやったことに驚いたんだ…

TIRTIR×佐藤勝利コラボマスク
(☆u∂)パッケージのシールは剥がしてステッカーとして使えるんだよ。たとえば……筆記用具とか
↑熟考する話題じゃないけど例えが思いつかず焦りながら思考を巡らせる勝利くんぎゃんかわ
(o´ω`o)(。 ^∪^)かわいい〜〜〜(その後オニいじり)

風磨くんがエージェント契約になったから?初日だから?お仕事告知なしだった



力尽きたので後編が書けるかわからない