自衛隊と武力

自衛隊と武力


 日本国憲法九条には『国権の発動たる戦争と。
武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する』
とあるが、知っての通り武装した組織としての
自衛隊が存在し、
現保守政権は、存立危機事態を回避する事を理由に
世界中のどこえも武装した自衛隊を
派遣可能にする法律を通そうとしている
恐らく与野党の力関係から通るだろう。
ホルムズ海峡を封鎖されたら日本に原油が
供給ストップし日本経済が存立危機に陥るとかと
例に出しているが、
原油基地からパイプラインを整備して
安全な港に輸送出来るように
日本政府として産油国に援助するなど幾らでも
派兵以外に回避する方法はある。
全く無理矢理に戦闘を可能にする法律を
通し憲法九条を骨抜きにしようとしているが、
日本国が平和国家であると全世界にアピール可能な
方法は無いのかと考えてみた。
 話は変わるが、アメリカの警官が市民特に
アフリカをルーツに持つ市民と軋轢を起こしている。
問答無用でアフリカ系市民に対して銃撃を行う場合が多い
からだ。
アメリカは悲しいぐらい銃社会だ。
日本では警官が拳銃を抜いただけで責任を問われる社会だ。
日本は、銃火器が徹底的に管理されている世界的にも稀有な
平和社会だ。
ここで話を戻そう。
自衛隊が銃火器を持たなければどうだろうか。
平和的な組織だと認められるのではないか、軍隊とは全く
違う組織であり憲法九条を忠実に守っている平和国家だと
国民にも諸外国にも認識してもらえるのではないかと思う。
 何をバカな銃器を使用する問答無用な相手にどう対処
するのだとお叱りを受けると思うが考えて居る。
クールジャパン・ハイテク日本である。
非殺傷制圧装置を考えれば良い。
私の長編小説『ベテルギウスの夜に』では、
それで装備を固めた自衛隊がフル装備の米軍に圧勝する事を
記述している。読んで頂けたら、嬉しい。
フィックションの世界だけでは無い、知っている人も多いと
思われるが、ソマリア沖の海賊対策に派遣した海上自衛隊の
装備に音波装置がある。
強力な音波発生装置で敵の動きを封じる装置を実戦配備して
いるのだ。
恐らく、自衛隊にも防衛産業の研究所の中にも非殺傷で
ありながら、敵を制圧出来る装置を研究している部門が有る
筈だ。
ただ、予算が十分その研究に回っているかは疑問だが、
希望はある。
そして日本主導で銃火器の全面廃棄を進めることが出来れば
本当の意味で平和憲法が活かせると思います。

文末

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