見出し画像

私の好きな力士その5(3) 横綱照ノ富士

再入幕でしかも幕尻優勝を果たした照ノ富士
優勝した翌場所(東前頭筆頭)の成績は途中休場があったものの8勝5敗2休場と勝ち越しました。初日貴景勝、2日目御嶽海に敗れ連敗スタートでしたが3日目から7連勝とし11日目に勝ち越しを決めました。その後阿武咲に敗れた翌日から左膝の変形性関節症により休場となりました。

私が照ノ富士が大関に復帰出来るのではと思うようになったのはこの場所からです。久しぶりの幕内上位で大関時代に近い相撲を取れていました。また勝ち越したという事もあるかもしれせんが無理せずに休場したのを見て今の自分の状態が見えているんだなぁと感じたからです。

翌場所に三役(小結)に復帰しますが、新三役が関脇だったため小結は初めてとなりました。(これが最初で最後の小結の場所)序盤から星を重ね途中2連敗しましたが引きずらずにその後勝ち星を重ねます。千秋楽に1敗で優勝争いの先頭にいた貴景勝を破り決定戦に持ち込みました。決定戦では貴景勝が大関の意地をみせ優勝はなりませんでしたが帰り三役の場所を見事に13勝2敗優勝同点という成績を残しました。

翌場所は6日目まで3勝3敗でしたが立て直し11勝4敗とし、翌場所はいよいよ大関再昇進がかかる場所になりました。

大関再昇進がかかった令和3年春場所は10日目まで7勝3敗と優勝争いトップの高安を星の差2つで追う状況でした。この状況から照ノ富士は終盤5日間を全勝として3回目の幕内最高優勝と大関再昇進を果たします。特に13日目に大関正代に勝って10勝目を挙げた1番は正代に失礼かもしれませんが照ノ富士が勝ったうれしさのあまりテレビの前で拍手して涙しました。

特例復帰(大関陥落直後の場所で3分の2以上【15日間なら10勝】の勝ち星をあげる)にあやからずの大関再昇進は魁傑が大関陥落から7場所ぶりに大関再昇進を果たした1977年春場所以来44年ぶりの快挙でした。また関脇以下で3回の幕内最高優勝は御嶽海に並ぶ史上1位タイの優勝回数となりました。

これだけでも偉業だったのですが照ノ富士は更に大相撲史上初の誰も成し得なかった大偉業を成し遂げます

その4に続く

※ブレブレですいません🙇
3回にすると言いましたが書きたい事が多くて書いて
たら3回で収まりきらないので次回に続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?