決戦尊富士対豊昇龍

大相撲春場所は12日目
全勝で優勝争い先頭の新入幕尊富士は大関豊昇龍と対戦しました。

立ち合い大関が少し張ってもろ差しを狙っていったように見えましたが尊富士は構わず左を差して出ていきました。

しかし豊昇龍が下がりながら尊富士の左の腕を掴み小手に振って太もも（膝かもしれない）を使いながら尊富士を投げ飛ばしました。
※決まり手は小手投げ

豊昇龍が大関の意地を見せ新入幕の連勝記録を11で止めました。

尊富士は連勝が止まり今場所初黒星
新入幕連勝記録更新とはなりませんでした。
しかし特別気負っていたり迷っていたりしていたわけではなくいつも通りに相撲を取っていたように見えます。ただ左を差して喜んで出て行った所を大関に上手く小手に振られてしまいました。
これは大関が一瞬の勝機を見逃さないで冷静に相撲を取っていました。尊富士は消極的な相撲を取って敗れたわけではないので特に今場所はこの相撲を変えていく必要はないと思います。

今日は結びで大の里も大関琴ノ若に敗れたため星の差2つは変わりませんでした。今日は大関が意地を見せここまで優勝争いを引っ張っている2人を止めました。琴ノ若は立ち合い大の里のあたりをしっかり止め攻防の中で大の里の右の腕を掴み小手に振ると大の里のバランスが崩れそのまま投げ切りました。昨日尊富士に敗れた琴ノ若ですが今日はしっかり大の里の攻めに対応し大関の貫録を示しました。

明日の割はまだ組まれていませんが残り3日間に注目していきたいと思います。

※13日目、尊富士は関脇若元春、大の里は関脇大栄翔との対戦が組まれました。