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私の好きな力士その5(4) 横綱照ノ富士

見事に大関復帰を果たした照ノ富士
再大関の場所も順調に白星を重ねて行きました。
途中髷掴みによる反則負けがあったもののその1番を引きずる事なく12勝1敗とし勝てば優勝という状況になりました。しかし14日目遠藤、千秋楽に1敗で追いかける大関貴景勝と連敗を喫し優勝決定戦に持ち込まれました。しかし苦手としていた優勝決定戦にしっかり勝利し4回目の幕内最高優勝そして関脇、大関での連覇という双葉山しか成し遂げていない偉業を達成し翌場所綱取りの場所を迎えます。

照ノ富士は綱取りとなった令和3年名古屋も順調に白星を重ね13日目同じ大関の正代に勝利し13戦全勝とした時点で優勝に準ずる成績になり横綱昇進をほぼ確実としました。(鶴竜が大乃国以来の2場所連続優勝ではなくそれに準ずる成績で昇進してからは緩和されつつあった)
千秋楽は同じ全勝の横綱白鵬が相手となり残念ながら激戦の末に敗れ全勝優勝とはなりませんでしたが、14勝1敗の堂々たる成績となり(大関再昇進後12-3優勝.14-1)場所後横綱に推挙され史上初となるの大関かつ幕内最高優勝経験者の序二段からの横綱昇進という偉業を成し遂げました。序二段から再スタートしてから約2年半で角界の最高峰まで上り詰めました。
再入幕してからは13‐2優勝 8‐5‐2 13-2優勝同点 11-4優勝次点 12-3優勝 12-3優勝 14-1優勝次点と抜群の安定感を見せての昇進でした。

※なお千秋楽の相手の白鵬はこれが現役最後の1番及び幕内最高優勝(全勝優勝)になりました。

伝達式を見ていましたが感動のあまり涙が止まりませんでした。新十両の頃からずっと応援してきて横綱に1番近い位置から怪我や病気で序二段まで下がり一時期は相撲はおろか日常生活もままならないような状況から強靭な精神力と言葉では表せないような努力などで最高位まで登り詰めた姿は人々に勇気や希望を与えたのではないかなと思います。

私は照ノ富士関の姿をみて(テレビなどではありますが)励まされ勇気づけられました。私は元々何かあると深く考え込んで悩んでしまう性格でしたが、どん底から復活し最高位まで登り詰めた姿を見てから考え方を変えそういった事が少なくなりました。

今では推しであると共に最も尊敬する力士として応援しています。もう力士としては晩年を迎えていると思いますが、先場所の相撲を見ているとまだまだ活躍できると思います。まずは目標としている2桁優勝を達成してほしいと思います。

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