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花かつみ

大掃除日和の週末らしい。

女形といえば6代目歌右衛門が現在でも
有名で色んな逸話もある方のようだ。
その方と芸風の違いなどで亀裂があったらしい玉三郎さん。ほんとうに稀有な歌舞伎役者である。歌舞伎の世界では世襲という独特な芸の継承があって代々繋がれている家系の役者さんが看板をはる(主役になる)のがふつうに成り立っている。
人間国宝にもなられた玉三郎さんは
その筋ではないので、、100年にいちど
現れた逸材で今でいうと翔平さんになるのだろうか‥その個性の強さとしなやかさには
いつも驚くばかりである。
芸の継承だけで考えれば歌右衛門を継ぐ
女形になるのだろうが、歌右衛門の血筋ではないので(成駒屋福助さんが襲名予定だったが病のために延期?)5代目 阪東玉三郎
として完結することになる。昭和25年生まれでもう限られた役でしか出演はしなくなった。若手女形への指導などは続けていくだろうがなんとも言い難いおもいが残る。
もう13回忌となる18代目勘三郎さんとの
共演ではピンで張る女形の強さが緩和されて
勘三郎さんの自由さに楽しんでる場面もあって観客はどっとわいたりしていた。
もうアーカイブでしか観られないが
シネマ歌舞伎として残っているので
是非ともである。演目名「鰯売恋曳網」

鰯といえば、、
きょう函館の海に大量に打ち上げられという。異常気象の産物か…

玉三郎さんの定紋が花かつみというが
それは万葉集の中に出てくるらしく
芭蕉が土地土地で探してみたいなのだが
不明のままであったようだ。
なにかしら玉三郎さんらしい定紋っぽく
感じたりしている。
自身は家紋がついた留袖など身につけることは、
もう無いが生家の紋は下がり藤で
調べてみると藤がつくのは、藤原系の流れのようだ。。いにしえ過ぎて実感がないのは
私だけではないですよね~葵の紋がどんな人にも利用できるのは、家康さんのお陰なんだろうか??


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