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十年一日

気象庁マスコット「はれるん」20歳!!

あすは
父が生誕105年になります。80歳の誕生日を迎えた日に「自分はあした死ぬ。」と言い切って本当に現世とお別れしました。闘病生活が長く続いてましたから、母から(妻から)受ける看病の大変さを気遣っていたのかもしれません。元気なときは「矍鑠(かくしゃく)」と言う言葉がお気に入りで、けっこう洒落者でしたから最後まで格好をつけていたかったのかもしれません。そして父との永遠の別れの時に学んだことがあります。
親は死ぬと言うことも゙教えてくれるのだということです。別れの日には、ちょうどお見舞いに来てくれていた父の兄夫婦と話が出来ていましたが、その数時間後には息を引きとりました。よく粘ったものです…体と心は反比例していることを、その時知りました。
あと10年したら父の年齢となるので、果たして父から学んだような終い方が出来るのでしょうか…??そう思うと未だに貧弱な生き方をしてるようでなりません。父の世代は戦争が大きく影響していましたから、命の重さの大切さを身を持って経験していました。一度捨てた命ですから最後までだいじにしなければと思っていたはずです。戦争が終って世代の自分には其の辺が弱すぎますし甘やかされても゙きました。最終局面にはオロオロすることが目に見えていますから、人生を覆すような
横暴な人になってしまうかもしれません。
これだけは分からないことなので悩みます…
反面、分からないから生きてるのかもしれないので、、父から学んだことなどを思い出しながら反芻し続けるしかないと思っています。ただ父は腰痛持ちで、その痛さを受け継いでいることだけは勘弁して欲しい!と、この季節になると言わせてしまいます。






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