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祭りのあと

4年は長かった。
近くの商店街ではたくさんの町神輿がでると
いっきに賑わいがもどり人が出ると活気づくということを肌身で感じることができた。
町会が多いところなので、町会ごとに神輿も担ぐ人たちの半纏も違うので、以前はよく
ライバル意識が火花をちらしてると巷で聞いていた。そんな闘い方も懐しかったが、、ただただ神輿が出せたことに寄せる思いの方が強かったし、ほんとうに感慨深かった。
だから、
4歳になった子どもは、祭りなんかは知らないで育っているわけで、お囃子の音を生まれてから聞いてはいないはず…そう考えると、どれだけの年月を寂しく過ごしてきたのかということになる。
しかし嬉しいこともあった。
祭り当日に、電車待ちをしていると
二人の男子中学生が神社のお祭りがあることを話していた。ふっとフラッシュバッグして思春期まっただ中と祭りはリンクするもので
変わらずにあることが不思議と嬉しかった。
その後も似たような少年たちが同じ話をしているという前夜祭のような光景ありで
たしかに世代を超えて繋がってることは
こういうことなのかと気づかされた。
祭り当日は、老若男女が境内の縁日へ吸い込まれるように流れていく様もすごかった。
あれはなんだったんだろう…目を擦るほどの
悪夢だったのか~ともおもえた。
なにかしら乗り越えたのかなぁーと心の内に秘めながら楽しんでるのだろうか。
そんな余計なことは明後日くらいにしておいて、そーれ!!ワッショイ!!ワッショイ!!

つぎの日は
静かすぎるほどの町にもどるという
お決まりが、余韻となるのも祭りだ。
まだ幟旗は風にゆれている…

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