見出し画像

盤石は大風吹きても動じない

銀座千疋屋が3丁目に新店舗オープン、
フルーツ使用のパンが新しい。
ちょっと汗ばむような季節になると
フルーツサンドがうれしい。
数年前からフルーツサンド流行りだが
老舗千疋屋のスタンダードは揺るがない。
以前その千疋屋と肩を並べていた
万怱フルーツパーラーがあった。
神田の青果市場あたりにあったのだと思う。
そこのフルーツサンドが好きだった。
万怱が傾きはじめて、フルーツパーラーも
いつかは閉店することを知ったが…
さいごはたしか、松坂屋(現GINZACIX)で販売購入した記憶がある、とにかくさいごのさいごまで食べていた。その頃から老舗がもつ品格とか安心とか信頼感に心を寄せるようになった。万怱はホットケーキも人気だったが
食べることはなかった。閉店後は、修行していたシェフたちが各々のお店で受け継いでくれたことを知り嬉しかった。

そういえば、、
神保町駅ちかくにある
さぼうるも似た感じがある。
知る人ぞ知るマスターの鈴木さん!
さぼうるの扉を開けるといつも
鈴木さんは微笑みながら立っていた。
なにが彼をそうさせていたのかは分からないが、たしかに残された刻まれた足跡は
今も変わらずにある。
またまたそういえば、、
中野ブロードウェイにあった
クラシックというレコード音楽喫茶店。
かなりマニアックでブロードウェイ元祖のような佇まいだった。世のならいで閉店となったが、やはり常連客が受け継いでくれて
高円寺と阿佐ヶ谷にいまでもある。
そうして細々と生きながられていることに
驚きしかないのだが…とりたててカルチャーをグイグイ牽引してるわけでもないけれど
とても好ましく感じる。そしていやらしくない在り方にはその土地風土もあるのだろう。
育まれる感性は東京人ならではと思うし
昭和レトロもいいけれど
まだまだ蠢いてるようなその時の気配を感じにはいられない。

きょうは、
レモンスカッシュいただく。
それも麹入りのである!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?