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3月6日 日経平均のテクニカル分析

日経平均の先物のチャートです。日経平均は日経の225銘柄を特殊な計算方式で計算した平均値です。これも大切な数字ですが、実際、指数として売買されているのは先物なので、先物のチャートを使います。まずは日足チャートです。

移動平均線が長期、中期、短期の順番で右肩下がりの綺麗な逆パーフェクトオーダーの形です(パーフェクトオーダーについては後述します)。そして赤のラインと矢印でわかる通り、株価の高値が切り下がっています。これは下げのトレンドが継続しているということです。かなり下げの長いので煮詰まっているとも言えますが、ここが絶好の買い場だと言って、買ってしまうのは落ちるナイフを拾うようなものですね。

長い期間である週足も高値が切り下がっているのがわかりますね。移動平均線も長期、中期、短期の順で右肩下がり。これはまだまだ下げトレンドが終わっていないことがわかります。

このように、テクニカルで見れば、日経先物が底をついたと見るのはまだ時期尚早のようです。空売りしないまでも、まだ買うのは完全に落ちるナイフが底に刺さるのを確認してからでもいいと思います

パーフェクトオーダーとは

パーフェクトオーダーとは3本以上の移動平均線が、上から短期、中期、長期の順番で右肩上がりの時をいいます。株価が安定して上がっている期間のことです。上のチャートだと赤い四角で囲ってあるところですね。この期間はほぼどこで買っても利益を上げやすいところでもありますね。その中でも短期移動平均線が中期移動平均線に近づいてまた離れていく場面で買うのがいわゆる押し目買いというやつですね。

逆パーフェクトオーダーとは移動平均が上から、長期、中期、短期の順番で右肩下がりの場面をいいます。赤い四角で囲ってあるところですね。安定して株価が下げているところです。これもパーフェクトオーダーと同じで、短期移動平均線が中期移動平均線に近づいて再び離れようとするところで、空売りをいれるのが戻り売りというやつですね。

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